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「MAXIS全世界株式」登場! 連動指数は右肩上がり、分配金年2回、信託報酬0.0858%の超低コスト

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「MAXIS全世界株式」登場! 連動指数は右肩上がり、分配金年2回、信託報酬0.0858%の超低コスト

「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」というETFがあります。

2020年1月9日に登場した新しい商品で、東証で買える全世界株式としては初めてのものです。

筆者は15年ほどインデックス投資をしていますが、ここまできたかと感動しています。

待ち望んでいた個人投資家も多いと思いますので商品紹介をいたします。

「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)」の特徴

MAXIS 三菱UFJ国際投信

≪画像元:三菱UFJ国際投信「【ETF】『MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信』設定・上場について(pdf)」≫

大きな特徴としては次の3点です。

1. これ1本で全世界株式へ分散投資が可能

2. 信託報酬は年0.0858%と超低コスト

3. eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と違いしっかり分配金が出る

商品詳細はこちらです。

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)商品詳細

では、商品の特徴をみていきましょう。

1. これ1本で全世界へ分散投資が可能

MSCI ACWI Index

≪画像元:MSCI

「MAXIS全世界株式」の特徴は何といっても、このETF1本で全世界の株式に投資ができることです。

連動する指数はACWI(MSCI All Country World Index)で、

日本を含む先進国24か国、新興国(エマージング)21か国に分散投資

をしてくれます。

各国の大型・中型株で構成され、時価総額上位約85%をカバーしているため、世界経済の成長に比例して株価も恩恵を受けられるでしょう。

ACWI指数(ドルベース)は相場の波を受けつつも右肩上がりのチャートを見せています。

右肩上がりのチャート

≪画像元:MSCI

管理会社は三菱UFJ国際投信です。

投資信託の「eMAXIS Slimシリーズ」が有名ですね。

同じ指数に連動した「投資信託eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」もあります。




2. 信託報酬は年0.0858%と超低コスト

またコスト面でもトップレベルです。

信託報酬年0.0858%という数字は海外ETFと比べても十分に安い

ので驚きです。

日本で人気のあるVT(「バンガード全世界株式ETF」)の経費率が0.09%ですのでほぼ互角ですね。

VTはドルでの取引になるため、買いにくいと思っていた人は多いはずです。

そうしたニーズがあったため、VTを直接買い付ける投資信託 = 楽天・全世界株式インデックス・ファンドは人気が出ました

円建てで買うことができるのは大きな魅力です。

3.「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と違いしっかり分配金が出る

ETFのため、年に2回、分配金を受け取ることができる

のもうれしいポイントです。

分配金は受け取る際に配当課税20.315%が引かれるので損だと思われるかもしれません。

しかし、長期投資をしていく中では大きなモチベーションになります。

筆者は、配当を受け取ることでリーマンショックや低迷期を乗り切ることができました

株価は20~30年単位で保有をした際には右肩上がりだと言われていますが、それは数々の急落と上昇を繰り返した結果に得られるものです。

株価低迷時に何を頼りに投資をするかと言えば、企業群からの配当である分配金です。

投資した商品の先に企業があり、売上や利益から配当が生まれ、株主に還元されることを実感できます。

低コストで分配金を受け取りながら運用できる

投資信託よりコストが安く、分配金を受け取りながら運用できるのもうれしいポイントですね。

「つみたてNISA」の登場で投資信託が低コストになりましたが、今後はETFも充実していくように感じました。

インデックス投資は市場平均から信託報酬のコストを引いたものが投資家のリターンです。

そういった意味で、「MAXIS全世界株式」は大きな一歩を踏みだしてくれた商品といえます。

今後の活躍が楽しみですね。(執筆者:松崎 正義)

《松崎 正義》
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松崎 正義

松崎 正義

就職氷河期世代の年収300万円サラリーマン。コツコツとインデックス運用を中心に15年以上投資をしています。 寄稿者にメッセージを送る

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