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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が信託報酬を0.1%以下に切り下げ 投資信託はこれ一択

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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が信託報酬を0.1%以下に切り下げ  投資信託はこれ一択

つい先日、S&P500に連動する投資信託として、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が登場しました。

最大の特徴は、最も信託報酬が安いということ。(税抜き0.88%)

米国株への人気もあり、設定後1か月足らずで純資産が16億円を超える勢いをみせています。

SBI証券バンガードインデックスファン

≪画像元:SBI証券

さて、ここで気になっていたのが、S&P500に連動する同クラスの投資信託eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の存在です。

eMAXIS Slimシリーズは、同じカテゴリーで出てきた商品に信託報酬では負けないというコンセプトを最大の売りにしています

そして今回も、しっかりSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドへの対抗をしてきましたので記事にてご紹介いたします。

結論から先に書きますと、

0.15%以内 → 0.088%以内に収めてきました

下げ幅はじつに4割近くになります。

つみたてNISAでeMAXI Slim米国株式シリーズを積立投資している筆者としては心強い限りです。

参考元:業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施(PDF)

eMAXIS Slimシリーズは同クラスにおいて最安のコストで提供

過去にも信託報酬が安い商品が出るたびに、徹底対抗してきたeMAXIS Slimシリーズ。

三菱UFJ国際投信イーマクシス

≪画像元:三菱UFJ国際投信

今回も同クラスに対して信託報酬を合わせてきました。

また、今回、SBI全世界株式(愛称:雪だるま)への対抗として、eMAXIS Slim全世界株式の信託報酬も引き下げをしております

実に心強いですね。

表で確認してみると以下の通りです。


※信託報酬は税抜き表記
※2019年11月12日より上記ファンドの信託報酬が引き下げられます。

eMAXIS Slim米国株式の引き下げ率を見ると、あらためて同シリーズを運用する三菱UFJ国際投信の本気度が伺えます。

インデックス投資は長期で運用しますので、新しい商品が出たからと言って、目移りすることもなく焦って乗り換えを考える必要がない、というのはうれしいですね。

eMAXIS Slimシリーズの中から、自身が腹落ちした商品を保有し続けるだけになります。

投資の事をいろいろ調べたりする時代は終わり、その時間を趣味や仕事のスキルアップに活かす。そんな時代になってきました。

つみたてNISAがはじまって以降、投資信託の充実スピードがすごい

2018年につみたてNISAが始まった当初は、米国株式に投資できる商品はわずかでした。

筆者が知る限りでは、以下の2つだけです。

大和証券投資信託:iFree S&P500インデックス

楽天投信投資顧問:楽天・全米株式インデックス・ファンド

どちらも設定は2017年になります。

2018年にeMAXIS Slim米国株式(S&P500)、2019年にSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと増え、競争により信託報酬は下がり始めています。

数年前では考えられない水準ですね。

筆者は子供が生まれた時のお祝いとして、未成年口座で投資信託をプレゼントしましたが、S&P500に連動するものはなく、NYダウ連動のものだけでした

信託報酬は0.5%以上で、5倍程になります。

これが5年ほど前ですので、つみたてNISAによって投資環境が整ってきているといえるでしょう。

今後も投資信託はeMAXIS Slim一本で良い

以前、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの記事を書きましたが、日本最安の商品、しかも競合商品をブッチギリで引き離す低コストで投入されました。


しかし、今回のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が信託報酬を4割も引き下げ対抗した事により、三菱UFJ国際投信の本気度が分かりました

もう私たち個人投資家はeMAXIS Slimシリーズを買っておけば良い、とまで思えてしまいます。

実際の例を示しておきますと、アメリカでの上場投信であるETF(市場で売買されるため、信託報酬≒経費率が非常に安い)と比べても、もはや遜色がありません。

アメリカでの上場投信であるETFと遜色ない

海外ETF

バンガード全世界株式ETF(VT):経費率0.09%

バンガードS&P500ETF(VOO):経費率0.03%

eMAXIS Slim

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):信託報酬0.104%以内

eMAXIS Slim米国株式(S&P500):信託報酬0.088%以内

運用会社もボランティアではなく企業ですので、これ以上の低コスト化は正直厳しいでしょう。

十分過ぎるほどに低コストになっています。

また、私たちは非課税口座である「つみたてNISA」を利用する事ができます

こういった制度をうまく活用する事で、今後の資産形成をしていきたいですね。

eMAXIS Slimのみで良いという事で、筆者は全世界の株式へ連動するeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をおすすめしております。


信頼できる商品を積み立てましょう

記事の内容をまとめますと以下のようになります。

・ eMAXIS Slim米国株式はSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに対して、実に4割にも及ぶ信託報酬引き下げを行った

・ 同じカテゴリーで出てきた商品に信託報酬では負けないというコンセプトに偽りはなかった

・ 今後も投資信託はeMAXIS Slim一本で良い

あらためてeMAXIS Slimシリーズのすごさを感じた一件でした。

つみたてNISAで資産形成をしている方にとっては、非常に心強い対応だったのではないでしょうか。

長期投資の旅は長いので、信頼できる商品をコツコツと積み立てましょう。(執筆者:松崎 正義)

《松崎 正義》
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松崎 正義

就職氷河期世代の年収300万円サラリーマン。コツコツとインデックス運用を中心に15年以上投資をしています。 寄稿者にメッセージを送る

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