新しい年が始まり、「今年こそはお金を貯める」と強い決意を胸に秘めている方も多いことでしょう。

そこで今回は、2020年にお金を貯めたいと考えている方向けに、実践してほしい項目を6つ紹介します。

貯金するための実践項目6つ

1. 家計簿アプリで収入・支出の記録を一元化

節約を始めるにあたってまずしなければならないことは、自分の収入と支出を正しく理解することです。

そうは言っても、手作業で毎回の収支をノートやエクセル表などに記録していくのは非常に手間がかかるため、継続できる方はごく限られてしまうでしょう。

そこでおすすめなのが、家計簿アプリの活用です。

「マネーフォワード ME」や「Zaim」といった

家計簿アプリに、使用しているクレジットカードや銀行口座を紐づければ、自動的にお金の動きが記録

されます。

特に最近は、さまざまなキャッシュレスサービスでお得なキャンペーンが実施されているため、複数の支払い方法を使い分けるのが節約のコツにもなってきています。

そのような環境でも、家計簿アプリを使えば、手間なく「合計いくら使ったのか」がすぐにわかるのです。

2. 格安SIMに乗りかえて固定費見直し

すっかり認知されたように思える「格安SIM」ですが、NTTドコモ モバイル社会研究所の調査報告書によれば、利用者の割合はいまだに全体の15%ほどにとどまっています。

選ぶプランや使い方次第ですが、

一般的な大手キャリアから格安SIMに乗りかえると、毎月2,000~5,000円程度安くなる

のです。

自分にあったプランを選んだり、初期設定をしたりするのは確かに少し手間がかかります。

しかし、1度変更してしまえば、その後は何もしなくても年間数万円を節約できるわけですから、固定費の見直しはぜひやっておきたいところです。

3. 集めるポイントをできるだけ絞る

Tポイント、dポイント、楽天ポイントなど、世の中には数多くのポイントがあります。

「なんとなくバラバラと貯めている」という方は、意識的にどのポイントを集中的に貯めるのかを決めてみましょう

Tポイントを貯めたいのなら、
コンビニはファミリーマート、ネットショッピングはYahoo!ショッピングを使う

dポイントであれば、
コンビニはローソンを選ぶ

楽天ポイントであれば、
楽天市場を活用する

のがよいでしょう。

少し意識するだけでも、ポイントの貯まり方が早くなり、より節約につながります。

特に楽天は、「楽天経済圏」とも呼ばれるほど、楽天グループのサービスを使えば使うほどポイントが貯まりやすくなります。

楽天SPU」という、楽天サービスを使うとポイント還元率がアップする仕組みがあるからなのですが、この「楽天SPU」をうまく利用すれば、楽天市場での買い物が最大16倍にもなります。

ネットショッピングをよく使うという方は、楽天経済圏をうまく活用するのがおすすめです。

4. レンタルで済むものは手放す

場所やお金ばかり必要で、手元にあっても活躍の機会が少ないものは、思い切って手放しましょう。

手放す物のなかでも大きな節約効果を期待できるのは「車」です

時々しか乗らないという方は、

自家用車はやめてレンタカーやカーシェアを利用した方が、駐車場代もかからずお得になる

場合があります。

また、カメラやキャンプ道具など値の張るものも、今はネットで簡単に借りられます。

使用頻度が低いものであれば、まずは「買う」のではなく「レンタルする」ことを検討してみてはいかがでしょうか。

5. 保険の見直しで固定費削減

保険の見直し

節約術というと、必ずといっていいほど「保険の見直し」が出てきます。

それには理由があって、本来保険は、ライフプランの変更に合わせて見直すべきものなのに、「1度加入したらそのまま」という方があまりにも多いからです。

保険は、

・ 仕事が変わった

・ 家族構成が変わった(結婚、子どもの誕生など)

・ ある程度のまとまったお金が貯まった

といったようなタイミングで、こまめに見直すようにしたいものです。

そして、見直しの際には「できるだけ最小限でシンプルな保険にする」のがおすすめです。

たくさんの特約がついていたり、「保障も貯蓄もかなえられます」と言われたりするとお得な気がしてしまいますが、手数料が高くついたり、後々の見直しが難しくなったりする可能性もあります。

保険の見直しは、面倒でつい後回しにしてしまいますが、こちらも固定費のため、1度見直せばその節約は意識しなくても継続できます

節約術として何度も登場するということは、やはりそれだけ節約効果が高いということなのです。

6. 少額で投資を始める

節約のために、少額でかまいませんので、投資を始めることをおすすめします。

「節約なのにお金を使うの?」

と思われるかもしれませんが、これからの時代、ただお金を「貯める」だけでは不十分です

消費税が8%から10%になり、支払わなければならない税金は増えました。

日本の物価は、政府が目指す2%の上昇には届かないものの、ここ数年はじりじりと上がりつつあります。

物価が上昇するということは、たとえば100円で買えていたものが、150円出さないと買えなくなるということです。

つまり、

ただ貯めておくだけでは、物価上昇によりお金の実質的な価値が下がってしまい、将来損をしてしまう

可能性もあるのです。

物価上昇のリスクには、景気に連動して価値が上下する投資信託や株などを持つのが効果的です。

投資信託の積立なら、100円からでも始められます

現金を使うのが怖いという方は、3.で貯めたポイントを使ってポイント投資をするのもよいでしょう。

お金を増やすこと以上に、

少額投資を通じて投資への好奇心を育て、自分の「お金を守るスキル」を高めることが、何よりも大切

です。

投資に興味が出てきたら、「iDeCo」や「つみたてNISA」といった節税制度もぜひ活用してみてください。

「気づいたら貯まっていた」をかなえるために

お金を貯めるために、食費や日用品を節約することはもちろん大切です。

でもダイエットと同じで、「意識していないと続かない」ことは、それをやめたとたんに元の木阿弥になってしまいます。

貯蓄を成功させるために1番大事なことは、「節約を意識しなくても継続できる状況を作り出す」ことです。

紹介した6つの項目は、食費の節約のように、思い立ってすぐにできるものばかりではありませんが、節約状況が長く続きます。

2020年にお金を貯めたいという方は、ぜひ1つずつ実践してみてください。(執筆者:AFP、2級FP技能士 青海 光)