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貯められる人の「貯蓄の仕組み作り」3つのルールと「先取り貯蓄」の3つの方法

ライフ 貯金
貯められる人の「貯蓄の仕組み作り」3つのルールと「先取り貯蓄」の3つの方法
「毎月の貯蓄を意識しているのに、なぜか思うように進まない」

と感じられる方は多いようです。

「もっと収入を増やすことができれば解決するかもしれない」

と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、貯蓄のうまい人は決して収入が多いわけではありません。

自分なりの貯蓄のルールができていることが多いのです。

今回は、貯めたくてもなかなか貯蓄できないと思われている方のために、貯蓄の仕組み作りについてお伝えしていきます。

貯蓄がうまい人の 貯め方

貯めるられる人の貯蓄の仕組み

なんとなく「貯蓄しよう」と思っても長続きはせず、途中で挫折してしまう人がほとんどです。

前述させていただいた通り、貯められる人は自分なりの貯蓄のルールがあることが多いのです。

それでは、貯められる人は、どのように貯蓄のルールを決めているのでしょうか

貯蓄の基本は「先取り貯蓄」

貯蓄がうまい人が取組む貯蓄の方法が「先取り貯蓄」です。

先取り貯蓄」とは、「お金を使う前に貯蓄する」というシンプルな方法です。


ルール1:先取り貯蓄する

収入 – 貯蓄 = 生活費

人はお金があると思うとどうしても使ってしまうため、その前に貯蓄しておくと使わずに貯められるというわけです。

先取り貯蓄にもいくつか方法があるため、具体的なやり方を見ていくことにしましょう。

(1)「積立定期預金」

多くの銀行では「積立定期預金」という商品を用意しています。

「積立定期預金」は、毎月決まった日に決まった金額を別口座に振り分けてくれるとても便利な商品

です。

「積立定期預金」を活用する際のポイントは、無理な積立を行わないということです。

まずは家計簿をつけて毎月の自分の支出を把握し、「この金額なら貯蓄できる」という金額を算出しましょう

せっかく貯めたのに、お金が足りずに「積立定期預金」を崩してしまうことのないようにする必要があるのです。

(2)「保険商品」

「保険商品」の中でも貯蓄性のある商品を活用することで、確実に貯蓄できるようになります。

「貯蓄性保険商品」の多くは、〇年まで支払わなければ返戻率が100%を下回るように設定されています

そのため、「損をしたくない」という心理が働き、100%を上回るまでは貯蓄を続けることができるのです。

強制的に貯蓄できることはよいことなのですが、近年は低金利で昔ほど利率が高くはありません

この点については「積立定期預金」も同様で「保険商品」もお金を増やすというよりも、確実に貯蓄するためという目的で活用するのがよいかもしれません。

(3)「証券口座」を活用してみる

実はあまり知られていない方法が、「証券口座」で貯蓄するという方法です。

「証券口座」は株式や投資信託などを購入するために活用する口座なのですが、普通預金のように貯蓄だけをすることも可能

なのです。

「証券口座」に入金すると、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)という形で口座に入ります。

MRFは、銀行でいう普通預金のようなもので、リスクの低い投資信託などで運用され、利息を得ることもできるのです。

しかし、普通預金と同様に低金利の現在では高い利回りを望むことは難しいと言えます。

「証券口座」は、銀行口座のように振込先として指定することはできず、キャッシュカードも存在しません

入出金する際には、証券会社のホームページで入出金手続きをする必要があります。

つまり「証券口座」からお金を引き出すためには、1度証券会社のホームページで出金手続きを行い、銀行ATMでお金を引き出すという「2度手間」が発生するのです。

実は、この

お金を引き出すために「2度手間」がかかるというのは、引き出すのに面倒を感じるため貯蓄をするうえではとても効果的

なのです。

引き出しに手間がかかるような仕組みにすることで、無計画な貯蓄の取り崩しが減る可能性が高まるからです。

ルール2:貯蓄の目的を決める

旅行代を貯める

あなたはなぜ貯蓄をしようと思うのでしょうか。

実は、思うように貯蓄できない原因は「何となく貯蓄をしたい」など目的がはっきりしていない状態であることが多いのです。

貯蓄は我慢の連続で、誘惑に負けてしまって無駄遣いすることがないように注意しなければなりません。

たとえば、2年後に海外旅行に行くために40万円貯めようと思うと、月に約1万6,000円を貯める必要があるとわかります。

また、引っ越し資金として1年後までに30万円貯めておこうと思えば、月に2万5,000円を貯める必要があります。

このように、

貯蓄する目的を「時間」と「金額」という視点からはっきりとさせておく

ことが重要です。

ルール3:貯蓄のストレスを回避する

貯蓄するうえではっきりとした目的を持つことも大切ですが、その過程でストレスをためすぎないことも重要です。

貯蓄は苦しいことも多く、我慢しすぎたストレスの反動から衝動買いしてしまったという経験をされた方もいらっしゃることでしょう。

こうしたことを回避するには、たとえば、「1か月に1万円は無駄遣い用」として、予算を立ててみることをおすすめします。

慣れてきたところで「1か月に5,000円」などと無題使い用予算を減らしていくと、ストレスをためすぎに貯蓄できます。

「目的別口座」を活用してみる

貯蓄するうえでモチベーションを維持することもまた大事です。

貯蓄のうまい人は「預金残高が増えていくのを見るのが楽しい」と感じることがあります。

しかし一方で、旅行などで数十万円が一気に減ってしまうと、そこでモチベーションが下がり、思うように貯蓄が進まなくなってしまいます

そこで活用したいのが「目的別口座」というお金の管理方法です。

(1) 長期の貯蓄用(老後資金)

(2) 中期の貯蓄用(結婚資金)

(3) 短期の貯蓄用(旅行資金)など

口座を複数に分けてみましょう。

この場合には、短期の貯蓄用口座の残高の増減はありますが、長期や中期の残高は増えていくことが多いはずです。

一部の銀行では1つの口座の中に「目的別口座」を設定することもできるため、モチベーション維持のために「目的別口座」を活用してみるのもよいでしょう。(執筆者:FP2級 福森 俊希)

《福森 俊希》
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福森 俊希

福森 俊希

大学時代にFP2級と、日商簿記2級を取得。家庭の事情で一旦大手自動車部品メーカーで勤務後、FPに転身。現在はFPとして対面で相談を受ける傍ら、Webライティングで金融知識の提供も行っております。 寄稿者にメッセージを送る

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