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【AIの資産運用】未知だと予測不能 ロボアドバイザー投資で身につけるべき3つの習慣

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【AIの資産運用】未知だと予測不能 ロボアドバイザー投資で身につけるべき3つの習慣

近年ロボットアドバイザーにより資産運用をする方が増えています。

いわゆるAIを活用した投資ですが、この投資をする場合にはコロナショック時の相場下落時にて注意する事項があります

そこで、今回はAIを活用したロボットアドバイザーによる投資を行っている方が、コロナショック時に確認しておいた方がよい点について記載します。

AIの資産投資(ロボットアドバイザー投資)の落とし穴

AIは未知の出来事に対応できない

先日、日経新聞に米国著名投資家が運用する資産規模17兆円のファンドの運用悪化に関する記事が掲載されていました。

この投資家は2008年のリーマンショックでも運用益のプラスを維持して有名になった方ですが、コロナショックではそれができなかったということです。

参考元:日本経済新聞電子版 2020年4月9日朝刊

上記ファンドの運用成績が振るわなかった理由は、AIを利用してファンドの運用を行っていたことが挙げられます。

コロナショックは統計学的に1,600億年に1度の発生確率とされているようです。

AIは膨大な過去のデータから未来を予想するところに特徴があるので、AIではコロナショックを予見できなかったということが新聞でも紹介されています。

これは海外の大きなファンドの運用の話だけではなく個人の資産運用にも当てはまる訓戒だと思います。

AIを利用してもリスク管理は必要

ロボットアドバイザーで資産運用をされている方も多いと思います。

資産運用を自動化できるのは大きなメリットですが、AIだけでリスクを十分に抑えることはできません。

もし、投資をAIに任せっぱなしでいいと考えていたら、大きな損失を抱えてしまうおそれがあります

個人的に次の暴落相場でロボットアドバイザーによる投資のパフォーマンスがどうなるか関心があり小額で投資を行っていました。

リスクが高めの運用タイプを選んだことも理由の1つにはありますが、ロボアドバイザーでないファンドと比較してもそん色のない資産価格下落となっています

身につけておくとよい習慣

AIに頼らないためにできること

AIを利用したロボットアドバイザーによる資産運用をされている方は、資産管理の観点から下記の3つの点をおさえておくとよいと考えます。

コロナショック時だからこそ再度見直しをするいい機会だと思います。

過去のチェック:残高は定期的にチェックする

ロボットアドバイザーを利用した資産運用をしていても、今回のように世界的な相場下落が発生すればそれなりに資産の価格が急落します。

その下落が想定以上に大きい場合は、投資のリスクを見直す必要があるかもしれません。

その前提として資産残高を定期的にチェックする習慣を身につけることが大切です。

ロボットアドバイザーによる投資をしていてもそうではなくてもここは変わりません。

なお、コロナショック時のリスク管理方法全般に関しては以下の記事をご参照ください。


今のチェック:経済のニュースにも関心を持つ

最低限、新聞やニュースに日頃から目を通す習慣を身につけることが大切です。

今の社会で何が起きているのか概要だけでも把握するようにしましょう

なお、新聞に関しては楽天証券などのように口座開設をしていれば無料で日経新聞を読むこともできる会社もあるので利用できる方は読んでみるのもいいでしょう。

未来のチェック:将来の経済動向を自分なりに予想する

AIが未来を十分に予想できないなら、投資している本人で未来を予想する姿勢も大切です。

もちろん、詳細な分析や予想はできなくても問題はありません。

ポイントは、将来の先行きのついて「よいパターン」と「悪いパターン」の両方を予想してみることです。

いろんなパターンを自分なりに考えておくだけでも、今後大きな社会的な出来事があったときの心理的な負担も軽減され、落ち着いて行動することができます。

なお、その参考材料として証券会社ホームページに掲載されている市況のレポートなどに目を通してみるのも参考になると思います。

参考元:SBI証券

AIに全てを任せる発想は危険

ロボアドバイザーにより資産運用すること自体には問題はありませんが、AIに全てを任せる発想は危険です。

AIにもできないことがあることを認識して、投資後の資産の管理やそれができるように情報収集や勉強をする視点もぜひ忘れないようにしてください。(執筆者:佐藤 彰)

《佐藤 彰》
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佐藤 彰

佐藤 彰

全国に営業店を構える対面型証券会社とIT系の証券会社に勤務し、2019年4月に独立しました。金融機関在籍時は、主にコンプライアンス部門に所属し、若手社員教育、コンプライアンス研修、投資信託販売のチェックを主に担当していました。金融機関外での金融教育の必要性を実感し、現在は主に投資信託による資産形成を支援するファイナンシャルプランナーとして活動しています。コーチ資格も保有しており、投資と心理にも着目した情報発信をしています。 <保有資格>AFP、米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 寄稿者にメッセージを送る

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