新型コロナウイルスの影響で在宅勤務や子供の休校などを余儀なくされ、家計の支出が増えたという方は多いのではないかと思います。

私の家でも食費、日用品代が増加し、ともに4月は2月の1.8倍にもなってしまいました。

24時間在宅している大人が3人という状況ですので当然の結果と言えることでしょう。

その一方で大きく減ったのは、交通費と外食代など娯楽交際費です。

わが家では、外食もこちらに分類しています。

幸いなことに家計全体の支出としてはプラスマイナスゼロという感じで「まあ、仕方ないな」と思える範囲です。

・ コロナ禍における家計費をいかにして全体でプラスマイナス0にするのか

・ 収入が大きく減ってしまった家計をどうするか

ということについてお伝えしたいと思います。

コロナ禍における家計管理の考え方

家計で最も大切なことは「いかに貯められる家計にするか」

家計で最も大切なことは「いかに貯められる家計にするか」です。

これまでの記事でも紹介しましたが、自分の「必要貯蓄率」を求め、毎月貯蓄していくことができればお金の問題はほぼ解決します。

いたずらに将来に不安を持つ必要もありません。

しかし、現在はコロナ禍で貯蓄が難しい状況下にあるご家庭も多いことでしょう。

まずは、比較的対処しやすいコロナ禍における家計管理の考え方についてからお話します。

その前に通常時においての家計管理の考え方をおさらいしましょう。

通常時における家計管理の考え方

通常時における家計管理の考え方の基本は、

家計の手取り年収から「必要貯蓄額」と「年間の臨時支出の予算」を差し引いた金額が「1年間に自由に使える家計のお金」

です。

「年間の臨時支出の予算」とは、例えば、帰省代や旅行代、年払いにしている保険料、冠婚葬祭費などです。

「1年間に自由に使える家計のお金」を12で割れば、使ってもよい毎月の金額が出ます。

この金額内で生活できれば貯蓄を取り崩さなくてもよいので、必ず貯蓄は増えていきます

では、どのように支出を管理すれば予算内に収まるのでしょうか。

私は、自由に使ってよい1か月の金額を

「生活に必要な支出」

「自己投資のための支出」

「心を豊かにする支出」

3つに分ける

方法を伝えています。

この配分は自由ですし、時に変更があっても構いません。

ただし、「生活に必要な支出」は毎月支出しなければならない居住費などの固定費が含まれますから、そう大きくは変わらないことでしょう。

コロナ禍における家計管理の考え方

今のような状況で食費が増えてしまった場合には、「自己投資のための支出」、「心を豊かにする支出」から補うことになります。

たとえば、6:2:2の割合だったものを、8:1:1にするということです。

リモートワークの夫の昼食代、飲み会がなくなって夕食が毎日必要になったなどで増えた食費の分を、夫の小遣いから引くという家計もあるようです。

言い分は分からなくもないのですが、夫の小遣いは多くの家庭で必要な支出に分類されていると思います。

この3つの配分で言うと「生活に必要な支出」です。

まずは増えた食費は「自己投資のための支出」、「心を豊かにする支出」(あるいは娯楽費など他のもの)でカバーすることを検討してください。

理由は、そのほうがきっと夫も気持ちがよいだろうと思うからです。

妻もお小遣い制にしているという場合も同じです。

コロナ禍で誰もがストレスフルな状況です。

少しでも家庭を円満に保つということも大切なことだと思います。

難しければ、話し合いをして両者で妥協点を見つけてください。

収入が大幅減した場合の家計管理の考え方

収入が大幅減

しかし、大きく収入が下がった、今後下がりそうであると予想される場合には、そのような悠長なことも言っていられないと思われます。。

このような場合には、思い切った家計改善が必要です。

家計改善:長期的な見通しを立てる

まずは、長期的な見通しを立ててみましょう。

(1) 老後生活費率(老後の生活費レベルを)下げる 

(2) 働く年数を長くする

ことで調整できる場合もあります。

家計改善Step1:住宅ローン・保険・通信費

この場合、一時的に貯蓄ができなくなったとしても、どうにかなるケースもあります。

また、仮に住宅ローンの返済期間を延ばす(毎月のローン支払額は減る)などした場合にも対処できます。

同時に、不要な私的保険や通信費を見直すなど支出の削減も実行しましょう。

「必要貯蓄率」を下げた場合であっても、できるだけ貯蓄をしていく必要性は変わりません

しばらくは大変かもしれませんが、少しでも貯蓄ができるように工夫しましょう。

家計改善Step2:教育費

次に、考慮すべきは教育費です。奨学金の利用も視野に検討する必要があることでしょう。

教育費をかけすぎて老後のための貯蓄ができないと、結局は子供に迷惑をかけることになるからです。

まずは、学校独自の給付金等を調べましょう。奨学金を利用する場合はに、子供も含めて返済計画を立てることが大事です。

親がいくら負担できるのか考え、将来的に子供が返済する金額をなるべく減らすようにしましょう。

子供もまた、自分の将来のために貯蓄をしていかなければならないからです。

「必要貯蓄率」を守っていくのが家計管理の最重要ポイント

今のお金は今の生活のためのお金ですが、同時に将来の自分を支えるお金です。

必要貯蓄率をいかに守っていけるかが、家計管理の重要なポイントです。

今後の見通しが立ちにくいなかで難しい面もあることでしょうが、まずはできることからはじめましょう。

世界中の誰もが初めての経験をしています。試行錯誤しながら一歩ずつ進んでいくしかありません。

状況が変わったら、その時にまた「お金の計画」を立て直していきましょう。(執筆者:岩城 みずほ)