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住宅資金のライフプランニング 返済条件、教育費、老後資金の課題を分析しよう

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住宅資金のライフプランニング 返済条件、教育費、老後資金の課題を分析しよう

中高年で住宅ローンを組むときの、具体的な資金計画や注意点について解説します。

住宅資金のライフプランニング


高齢期まで住宅資金のライフプランニング上の注意事項

高齢期の住宅資金のライフプランニングにおいては、少なくとも以下の4点をまず確認しておくとよいでしょう。

1. いつ借りるか

購入する意向があるなら、基本的には早めの方がよいです。

遅くなれば、今の住居費(賃貸料等)が無駄になり、人生トータルの住居費が高額になるおそれがあるからです。

2. 購入後にかかるお金も意識しよう

そして住宅購入後にかかるお金は、ローン返済額だけではありません。

不動産の保有に伴い毎年発生する固定資産税もありますし、リフォーム代金等の住宅の維持管理費もかかります

住宅のタイプによってもちろん金額は異なってきます。

少なくともこういう費用もかかることも想定し、ある程度余裕をもった資金計画にした方がよいでしょう。

3. いつまで働くか

住宅ローンを組む前にキャリアプランも考えましょう。

今の勤務先で何歳まで働けるか調べみて、何歳まで働けるか、60歳以降も働く場合、どれくらい収入が低下するかを確認するとよいでしょう。

その上で、場合によっては転職を検討したり、資産運用、副業などでの収入を補完する方法についても検討するとよいです。

4. 老後資産の準備はできているか?

老後になれば収入が減ります。

老後の年金についても住宅ローンを組む前に確認しておいた方がよいでしょう。

具体的には、ねんきん定期便等で公的年金の受給額についてチェックして想定給付額についてイメージしておくとよいと思います。

キャッシュフロー表を書いて課題を分析する

課題を分析しよう

上記の4点について確認したら、次はキャッシュフロー表を書いてみましょう。

キャッシュフロー表とは、ライフプランをお金の面に落とし込んだ計画表です。

書き方の基本的な事項についてはこちらもご覧ください。


書いてみて返済計画が厳しい状況になったら、以下の3点から見直しするとよいでしょう。

【見直し1】返済条件

この場合は、住宅ローン返済の負担を頭金の金額を増額させて軽減する方法があります。

毎月の返済額が減少するだけでなく、金融機関によっては頭金次第でローン金利も安くなることがあります。

【見直し2】教育費

家計管理の圧迫要因になっている他の支出を見直すのも有力な方法です。

その代表例の1つが教育費です。

この点はお子さんのご希望もあります


ので、杓子定規に金額を減らせるわけではありません。

しかし奨学金の活用なども検討し、もっと費用負担を軽減できないか検討してみるとよいと思います。

【見直し3】老後資金

老後資金を確実に増やす方法としては、公的年金の受給期間を繰り下げることです。

1か月繰り下がると年金受給額が0.7%増額します。

その場合、公的年金をもらえない期間は働く期間を延長するなどして資金を確保することが必要になりますので、そこも合わせて検討することが必要です。

キャリアプランについても検討しよう

住宅資金のプランニングでは、教育費など他の大きな支出も検討する必要がある点で、キャッシュフロー表を書いてみて、資金の流れそのものを見てみるとよいでしょう。

また高齢期までローン返済が続くなら、キャリアプランについても合わせて検討することがさらに大切になってきます。

いろんな要素を1度で考えるのは大変かもしれませんが、まずは書けるところだけでも書いてみてください。(執筆者:元証券会社勤務 佐藤 彰)

《佐藤 彰》
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佐藤 彰

佐藤 彰

全国に営業店を構える対面型証券会社とIT系の証券会社に勤務し、2019年4月に独立しました。金融機関在籍時は、主にコンプライアンス部門に所属し、若手社員教育、コンプライアンス研修、投資信託販売のチェックを主に担当していました。金融機関外での金融教育の必要性を実感し、現在は主に投資信託による資産形成を支援するファイナンシャルプランナーとして活動しています。コーチ資格も保有しており、投資と心理にも着目した情報発信をしています。 <保有資格>AFP、米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 寄稿者にメッセージを送る

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