米国株に注目が集まっています。日本株のみを運用していた人もコロナウイルスの影響で日本株の減配や無配が増えて持ち株を見直すきっかけになっています。

日本円の定期預金ではお金が増えないと考えている筆者は、現在、日本株に加えて米国株を買い増ししています。約1年の投資期間を迎え、現在は税引後2.9%の利子で運用しています。

米国株で得た配当金:2020年9月1日~2021年2月28日

米国株で得た配当金公開

2020年9月1日~2021年2月28日の5か月間の配当金(税引前)は33.82ドル、受取金額(税引後)は25.11ドルでした。

現在、1ドル = 109.14円のため、受取金額は日本円換算で2,740円ほどです。税金の関係で実質受取金額は約74%になっていることがわかります。

米国株の魅力を紹介

ここからは、米国株を保有して感じた魅力をお伝えしていきます。日本株との違いも大きく感じています。

魅力1. 分配金の入金タイミングが年4回

日本株とは大きく違う点が、多くの米国株には年4回の配当金があることです。

たとえば、

(T) AT&T:2月、5月、8月、11月

(JNJ) ジョンソンエンドジョンソン:3月、6月、9月、12月

(KO) コカ・コーラ:4月、7月、10月、12月

とタイミングも違うのです。

企業ごとに配当金支払月のタイミングが異なります。

日本株の場合には、3月末に権利確定することが多いと言えます。

日本においては「半年ごと・年2回」の配当金を出す企業が多く、中には「年1回」配当の企業もあります。日本企業で年4回配当を出す企業も一部にはありますが少数派です。

米国企業は「四半期決算」を取り入れていて、基本的に3か月ごとの配当です。

日本の年1回の配当金銘柄では、権利付き最終日の翌日に急激に株価が下がるリスクがあります

一方で、

四半期決算で3か月ごとの配当金は「株価が下がりにくい」というメリット

があります。

魅力2. 少額投資ができる

日本でも有名な「(KO) コカ・コーラ」の株は、2021年3月現在、51.03ドルです。5,000円程度で1株が買える計算です。このほかにも、米国株には5,000円あれば買える株が多数存在します。

例として、「(HPE) ヒューレット・パッカード・エンタープライズ」を紹介します。

「(HPE) ヒューレット・パッカード・エンタープライズ」

(HPE) の株式情報

3月中旬時点で株価は16.05ドルです。そして、1株から購入できます。1ドル = 109.14円で計算すると日本円で約1,751円ですので、1株を2,000円弱で買える計算です。
配当利回りは年3.03%です。

株への投資には大きなお金が必要だと思ってしまいますが、米国株への投資は少額からできるのです。

「つもり貯金」や節約して浮いたお金、約2,000円程度があれば株式投資に回せるというわけです。

米国株には1万円未満はもちろん、5,000円未満の株も多いので、株式投資にリスクがあるとは言え、少額だからこそ挑戦しやすいのです。

魅力3. 配当金で買い増しもできる

米国株は少額投資が可能であることから、配当金で買い増しをしやすいのが特徴です。

米国株は、数千円で1株から買えます。

少額投資ができるので、配当金を株の再投資にして買い増しをしやすいのです。

実際に、前述した半年間の配当金は25.11ドルありました。25ドルあれば、1株買い増しできる銘柄もあります。持株数が増えることで配当金も増えていきます。

「配当金が出て余裕があれば1株ずつ買い増しする」というルールにして運用すれば、次々と保有株数を増やしていけるのです。

魅力4. 配当利回りが3%以上の株も

米国株の配当益は、2重課税です。しかし、表記上3%以上の配当利回りの銘柄もあり、日本の高配当銘柄同様に人気です。

日本円の定期預金に預けているとお金は増えていきませんので、金利の高い金融商品に投資して増やす試みをするのも投資の1つの選択肢であると言えます。

日本の株はもちろんですが、米国株のような外国株投資にも注目が集まっています。

魅力5. 増配企業が多い&米国経済に期待感も

配当を増やして株主に還元する「増配企業」は、日本よりも米国に多いと言われています。

日本にも増配企業はありますが、これまでは高配当株だった企業がコロナ禍において減配や無配になったというニュースを聞くようになりました。

日本経済の成長を阻むのは少子高齢化です。一方の米国は、移民受け入れで人口が微増しています。日本株に投資していた日本人が、日本経済だけではなく米国経済の成長にも目を向けるようになって米国株人気が出てきているのです。

保有銘柄と年間の配当金シミュレーション

保有銘柄と年間の配当金シミュレーション

ここからは、筆者の現在の保有銘柄を公開し、年間配当金相当額をシミュレーションしてみます。

税引前配当金を計算すると189.27ドルで、税引後配当金は1万5,080円の予定です。

米国株の取得合計価格は51万1,972円でしたので、税引後配当金の年間1万5,080円は約2.95%の利子です。

配当金生活をするためには自己資金がもっと必要になりますが、年間約3%、1万5,000円ほどの配当金をもらえたら、家族で外食を楽しめたり、欲しい家電を買ったり、日帰り旅行もできます。

アプリ「配当管理」を利用した米国株運用方法

「配当管理」アプリ

「株主優待銘柄を中心とした日本株」と「配当金の得られる米国株」を中心に運用している筆者は、過去に紹介した「配当管理」アプリを使っています。

「配当管理」に1年間の配当総額(税引前)のグラフがあります。グラフにすると配当金の多い月、少ない月が一目瞭然です。

年間4回配当の米国株も保有することで、日本株ではやりにくい「配当金の少ない月の株を買い、毎月コンスタントな配当金収入が得られること」を目標にでき、日本株と合わせて資産形成できます。

株というとデイトレーダーのイメージが先行しますが、

配当金が減配や無配にならなければ「ほったらかし投資」もでき、売買益より配当益を目的にした投資スタイルをとることもできる

のです。

米国株を楽天証券で買う際に知っておきたいこと

外国株式のリスクと費用について
≪画像元:楽天証券

株式投資に触れるうえで、避けては通れないのが「リスクについて」です。米国株も日本株と同じく損失が出る可能性があります。

株式相場はプロでも判断しにくいため、余裕資金で、チャート分析もしながら分散投資をしてください。

取引手数料もかかります。楽天証券の場合には、手数料は約定代金の0.45%(0.495%)、上限20米ドル(22米ドル)です。

米国株での配当生活や配当貴族をめざす第一歩に

米国株は銘柄によっては1株5,000円未満でも購入できます。日本でも知名度のある企業の株を気軽に買えるうえに増配の期待感もあります。

副業収入、主婦のへそくり、お小遣いの範囲内で買う金融商品としても魅力があり、日本株投資をしていた人も米国株に注目してます。

私の場合、株価の値上がり益を狙ったキャピタルゲインより、ほったらかし投資の配当金をもらうインカムゲイン狙いで、長期保有を楽しんでいます。(執筆者:節約への情熱は誰にも負けない谷口 久美子)