キャッシュレス決済の手段が多様化して、クレジットカードを出す機会が減ったという人も多いことでしょう。
そのような時代だからこそ、財布に入れて持ち歩くクレジットカードは厳選したいものです。
QRコード決済や電子マネーに連動させて使うのではなく、直接決済してお得を享受できるクレジットカードとして「三井住友カード」をおすすめします。
目次
持ち歩くべきクレジットカードの特性とは

キャッシュレス手段が多様化した現在では、複数枚のクレジットカードを持つのが理想です。
その中でも、カードそのものを出して決済するのに向いたクレジットカードの特性を挙げてみます。
デザイン性
他人に見せるクレジットカードは、デザイン性の高いものがよいと思われます。
三井住友カードは2020年にデザインを一新しました。画面を7分割した幾何学的デザインが好評です。
タッチ決済が使えること
スマホ決済が便利な昨今、クレジットカードはやや面倒な決済手段になりました。しかしながら、タッチ決済(VISAブランドでの名称)なら電子マネーのように快適です。
コンビニやスーパーをはじめ、対応店舗も多くなりました。三井住友カードの新規発行のカードには、基本的にタッチ決済が付いています。
カード直決済のほうがお得になること
d払いやau PAY、nanaco等は、支払いの際に0.5%のポイントが付きます。クレジットカード現物での決済は、微妙に損になることが増えてきました。
この点においても、三井住友カードには次のメリットがあります。
・ 三井住友カード(ナンバーレス)なら、タッチ決済でさらに倍(5.0%)
マクドナルドはタッチ決済にも対応しているので、マクドナルドにおいて三井住友カードは最強の決済手段だと言えます。
共通ポイント提示だけではお得とは言えない
TポイントやPonta等、共通ポイント付帯のクレジットカードも増えています。たとえば、楽天カードには楽天ポイントが付いています。
それらのカードの場合には、「ポイント提示+決済」が簡便です。
しかし、冷静に考えると、モバイルでの「QRコード決済+共通ポイント」にだいたいは負けています。
持ち歩くカードを選ぶ際に、共通ポイントは決定打にはなりません。
実店舗でポイントアップがあること
三井住友カードの場合、よく行く実店舗のチェーン3店を選んで登録すると、ポイント還元が0.5%上がります。
さらに「ココイコ!」というサービスもあり、百貨店やヤマダデンキ等で0.5~1.5%のポイントアップがあります。
基本のポイント還元率0.5%と高くはない三井住友カードですが、よく行くお店では高還元率のカードです。
失くしたときの安全性
クレジットカードを紛失した際には、すぐに警察とカード会社に届け出れば実害はありません。
そうは言っても、届出が有効になる前に高額のネットショッピングをされてしまうと、最悪の場合にはいったん実際に代金を支払わないければなりません。
2021年に三井住友カードから出た「ナンバーレス」はカード券面にカード番号が記載されていませんので、極めて悪用されにくいのが特徴です。
失くす可能性のある持ち歩きに向いています。

三井住友カードの弱点を克服する
このように持ち歩きに向いた三井住友カードですが、弱点もあります。克服法と併せて見てみましょう。
年会費が発生する
三井住友カードは、学生用やリボ専用カードを除いては基本的に年会費が発生します。
リボ払い設定を活用して年会費無料にできるのですが、それよりも最初から年会費無料の「ナンバーレス」にするのがおすすめです。
iD以外のキャッシュレスとの連携が弱い
三井住友カードには、チャージしてポイントの貯まる電子マネーがありません。au PAYにもチャージできません。
キャッシュレスの連携については、他のカードに任せたほうがよいと言えます。三井住友カードは、クレカそのものを使うカードとして活用するのがおすすめです。(執筆者:沼島 まさし)