※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

デザイン変更し番号が裏面に オリコのカードで楽しむキャッシュレスの現在地

節約・ポイ活 クレジットカード
デザイン変更し番号が裏面に オリコのカードで楽しむキャッシュレスの現在地

2022年10月5日にオリコのクレジットカードがデザイン変更しました。

カード表面のエンボス加工(凹凸)がなくなり、会員番号が裏面に回ったものです。

多くのカードですでに実施してきたデザイン変更の追随で、目新しいリニューアルではありません。

それでもこれを機に、オリコのカードを振り返ってみようと思います。

比較的地味に映るカードブランドかもしれません。

ですが頻繁に改悪したりしないため、気づくとライバルが後退して先頭に立っている、そんなオリコにお付き合いください。

オリエントコーポレーション

オリコのデザイン変更

オリコの主力クレジットカードのデザインが変更となりました。これから確認します。

会員番号等が裏面に(エンボス加工廃止)

従来、カードの前面にエンボス加工されていたカード番号や有効期間、氏名がすべて裏側に回りました。

目的はセキュリティの向上にあります(カード番号を控えられる危険が少ない)。

この変更で、もともとシンプルなデザインのオリコ主力カードが、黒一色または白一色と、さらにシンプルになりました。

格安ゴールドのOrico Card THE Premium Goldについては、金色のエンボス加工がデザインの要だったので、インパクトは弱まったかもしれません。

デザイン変更対象カード

デザイン変更するカードのうち、主力をご紹介します。

・ Orico Card THE POINT

(最も基本の、年会費無料カード。黒色)

・ Orico Card THE POINT Upty

(リボ専用カードで年会費無料。白色)

・ Orico Card THE Premium Gold

(格安ゴールド。年会費1,986円)

・ Orico Card THE GOLD PRIME

(ゴールドカード)

※ 2022年11月変更予定

・ Orico Card THE PLATINUM

(プラチナカード)

※ 2022年11月変更予定

他にもあるデザイン変更カード

オリコでは他にも3券種が同様の変更をします。

ただオリコのカードは新旧ラインナップが混在しており、古いタイプのカードはそれほど人気がないため割愛します。

オリコの古いラインナップは大変多く、これらも今後デザインリニューアル予定とのことです。ただ、上記に挙げた新しいラインナップからの選択をおすすめします。

新ラインナップの傾向です。

・ ポイントプログラムがシンプルでわかりやすい

・ 還元率も高い(1.0%以上)

・ 年会費無料のカードも2枚

ただし新ラインナップにはVISAブランドがなく、MastercardまたはJCB(Orico Card THE POINTおよびOrico Card THE POINT PREMIUM GOLD)となります。

リニューアルに合わせJCBのタッチ決済導入

オリコのJCBブランドが、今回のリニューアルで「タッチ決済」対応となります。

すでに、VISA(旧ラインナップのみ)、Mastercardでは導入されていましたので、3ブランドでタッチ決済可能となります。

オリコの場合、国際ブランドを問わずGoogle Payには非対応なので、Androidユーザーはカード現物を持ち歩きましょう。

オリコは最新のキャッシュレスサービスを使いこなしやすい

現代はさまざまなキャッシュレスを使いこなすためクレジットカードを持つ時代です。

しかし系列のキャッシュレスとしか組み合わせができない(組み合わせてもポイントがつかない)カードがどんどん増える傾向にあります。

1枚であらゆるシーンに使えるカードは少なくなりつつあります。

ですがオリコは、(ネットモールの「オリコモール」の還元率低下を例外に)積極的な改悪をあまり行わない傾向にあり、結果として系列外とのキャッシュレスの組み合わせに優れているのです。

このメリットを確認します。

モバイルSuica

オリコの、モバイルSuicaへのチャージ還元率です。

・ 直接チャージ → 1.0%

・ au PAYを経由してのチャージ(Android限定) → 1.5%

オリコはモバイルSuicaへのチャージが、通常の決済と同様の1.0%と高還元率です。

Androidの場合、「QRコード決済のau PAYにチャージ」さらに「au PAY残高からau PAYのモバイルSuicaにチャージ」することで、還元率をさらに0.5%上げることができます

1.5%という数字は、Suicaの系列カードであるビューカードのチャージ還元率と同一です。

au PAY

au PAYは事前チャージして使うQRコード決済です。携帯キャリアに関係なく便利な決済です。

利用で0.5%のポイントが付くため、チャージの際にポイントが付けばWポイントとなります。

Mastercardブランドに限りますが、オリコはau PAYにチャージしてポイント対象となる貴重なカードです。

ただし、au PAYへのチャージのための本来カードというべきau PAYカードが、2022年12月からチャージのポイントが付かないこととなりました。

この点はオリコにも影響は必至でしょう。

au PAYへのチャージルートを今後もし失った場合、オリコにとって「最適なQRコード決済」の組み合わせは、特にありません

ゴールドはQUICPayとiDで0.5%加算

オリコ新ラインナップには、次の通り2種類のゴールドカードがあります。

・ Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(年会費1,986円)

・ Orico Card THE GOLD PRIME(年会費1万1,000円)

これらのカードは還元率にも優れています。

カード券面またはApple PayでのQUICPay、iDを使うと還元率が0.5%追加です。合計1.5%となります。

タッチ決済(Mastercardコンタクトレス)については、加算の対象外です。

Androidユーザーの場合、ポイント加算のためにはカード現物決済が必要です。

オリコは共通ポイントへの交換が等価

クレジットカードのポイント還元率が高くても、使いづらいと価値が下がります。

この点、オリコポイントは交換に強いポイントプログラムです。共通ポイントへの交換がみな等価です。

オリコポイントにも、「有効期限が1年と短い」デメリットがありますが、共通ポイントに変えてしまえば、使い続ける限り実質無期限でためておける(dポイントは4年で失効)メリットで埋め合わせできます。

交換先を見てみます。

共通ポイント

下記のポイントはいずれも等価で交換できます。

・ Ponta

・ dポイント

・ 楽天ポイント

Androidのau PAYユーザーなら、Pontaに交換すればSuicaへのルートがもうひとつ増えます。

Tポイントへの交換ルートは消滅しています。

その他のポイント、ギフトコード等

他に等価交換先が、主なものだけでもこれだけあります。

・ Amazon

・ App Store & iTunes

・ Google Play

・ 楽天Edy

・ nanaco

・ WAON

・ FamiPay

ANAマイルへの交換も、交換率0.6と恵まれています。

ポイント還元率1.0%の場合、マイル還元率は0.6%と高い数字です。

JALは交換率0.5%なので、直接交換せずに有効期限の長いPontaにいったん交換し、そちらで大きくためてから移行するといいでしょう。

オリコはキャッシュレスに便利

キャッシュレスの世界は日々条件変更(改悪)が続き、情報についていくのも大変です。

オリコの場合改悪があまりないので、最新情報を更新するのが苦手な人にも向いています。

そして、還元率もポイント交換もいい数字です。

2022年10月現在、入会キャンペーンを実施しているのはリボ専用カードの「Orico Card THE POINT Upty」です。最大9,000円相当がもらえます。

リボ専用ですが、支払額の調整により、手数料を支払わなくても使えます。

(2021年の記事です。2022年の入会キャンペーンのうち5,000円相当については、「3回以上かつ合計5万円以上の利用で達成」のため、2021年より緩和されています)

デザイン変更のこの機会にぜひオリコのご活用を。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

《沼島 まさし》
この記事は役に立ちましたか?
+3

関連タグ

沼島 まさし

執筆者:金融系ライター 沼島 まさし 沼島 まさし

実践系キャッシュレスライター。 モットーは「経済圏に囲い込まれるな」「キャンペーンのためなら火の中水の中」 QRコード決済の地域還元のためなら、都内のあちこちに出没します。 たまにうっかり失敗しますが、失敗談もネタにしています。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集