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【2022年冬の暖房代対策】「衣類の調節」で暖房代を節約! 筆者おすすめの防寒アイテム

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【2022年冬の暖房代対策】「衣類の調節」で暖房代を節約! 筆者おすすめの防寒アイテム

この冬も、高騰が止まらない暖房代の節約に頭を悩ませるご家庭は多いでしょう。

しかし、原始的な方法でその悩みを軽減できます。

それは衣類の調節で体を温めることです。

そこでこの記事では、私の体験をもとに、衣類の調節で暖房代を節約する方法をお伝えします。

冬の暖房代対策

注意!暖房の設定温度を1度上げると冬の電気代が大きく上がる

エアコン(暖房)の温度を1度でも上げると冬の電気代が大きく上がる恐れがあります。

「ダイキン」によれば、エアコンの設定温度を1度下げると10%電気代を節約できるそうです。

逆に言えば、設定温度を1度上げると10%電気代が上がるということです。

その具体例として、わが家のパナソニックCA-J228C(5~6畳用)を、同じ条件(1日5時間×30日・4か月運転)で20度と21度で運転した場合の電気代(※)を比較してみました。

※注:エアコンの消費電力は常時変化するので正確な電気代を算出できません。

以下の金額はおよその電気代とお考え下さい。

<1時間あたりの電気代>

20度 14.57円

21度 16.03円

差額 1.46円

(計算式)

20度 470W(暖房消費電力)×31円/kWh(電気代単価)÷1,000=14.57円

21度 14.57円×1.1=16.027

※小数点2位未満は四捨五入(以下同じ)

<1日平均5時間30日運転した場合の電気代>

20度 2,185.5円

21度 2,404.05円

差額 218.55円

(計算式)

20度 14.57円×5時間×30日=2,185.5円

21度 2,185.5円×1.1=2,404.05円

<以上の条件で冬の4か月エアコンを使った場合の電気代>

20度 8,742円

21度 9,616.2円

差額 874.2円

(計算式)

20度 2,185.5円×4か月=8,742円

21度 2,404.05×4か月=9,616.2円

6畳用1台でも、設定温度を1度上げると冬の電気代が約900円上がります

パワーが大きいエアコンや複数のエアコンを使う場合は、設定温度を1度上げるとひと冬の電気代が数千円上がる恐れがあります。

そのような事態を招かないためにも、この冬のエアコンの設定温度は20度以下に下げたいところです。

参照:Looopでんき

衣類の調節で体を温めればエアコンの設定温度を下げられる

エアコンの設定温度を下げる上で意外と有効な方法が、衣類の調節で体を温めることです。

ダウンベストやハイソックス、厚手の靴下、保温下着など、手持ちの防寒衣類を着るだけでもかなり体が温まります。

また、手持ちの衣類だけで体が温まらない時におすすめなのが、防寒に特化したアイテム(以下「防寒アイテム」と表記)です。

たとえば、私は以下の防寒アイテムを愛用しています。

着る毛布(筆者購入価格約2,000円)

首、背中、膝まわり、足首を全てカバー。

確実に体が温まります。

ルームブーツ (筆者購入価格1,500円)

保温効果が高い素材を使用。

足先から足首までカバーし、着る毛布との併用でさらに体が温まります。

ほんとに電気代節約できる?

そう聞くと、「防寒アイテム購入費の方が電気代を節約した金額より高いのでは?」と心配する人もいるでしょう。

ただ、以上の防寒アイテムは家で洗えて数年使えるので、1年あたりの購入費は安くなります。

たとえば、私は着る毛布を5年、ルームブーツは3年使っており、1年あたりの購入費は900円になります。

着る毛布(5年使用) 400円/1年

ルームブーツ(3年使用) 500円/1年

合計 900円

この金額は、設定温度を1度(21度 → 20度)下げて節約できる電気代とほぼ同じです。

しかし、2度(21度 → 19度)下げた場合は、ひと冬(4か月)の電気代が1,748.4円安くなります。

そこから防寒アイテムの購入費(900円)を引くと、ひと冬で884.4円の電気代が節約できる計算になります。

(計算式)

設定温度19度の電気代

14.57円(20度の電気代/時間)×0.9(-10%)×5時間×30日×4か月=7,867.8円

設定温度21度と19度の電気代の差額(4か月)

9,616.2円(21度の電気代)-7867.8(19度の電気代)=1,748.4円

また、消費電力が多いエアコンは電気代が高くなるので、防寒アイテムの使用で設定温度を2度下げればひと冬数千円電気代が節約できる可能性もあります。

衣類の調節でエアコンより節約効果が高くなる石油ファンヒーター

冬の暖房に石油ファンヒーターを使っている場合、衣類の調節でエアコンより高い節約効果が出ます。

たとえば運転時間を毎日1時間ずつ短縮した場合、30日で約732.6円燃費を節約できます。

また、ひと冬(4か月)それを続ければ2,894.4円の節約になります。

<計算式>

【30日で節約できる燃費】

灯油代:111.3円(灯油価格)× 0.2L(燃料消費量)×1時間×30=667.8円

電気代:60W(火力時)× 31円(電力量単価)÷ 1,000×1時間×30日=55.8円

合計:723.6円

【ひと冬で節約できる燃費】

723.6円×4か月=2,894.4円

また、「ひと冬で節約できる燃費」から先述した「防寒アイテム(着る毛布・ルームブーツ)」の1年あたりの購入額(900円)を差し引いてもなお、運転時間短縮前より燃費が安くなります。

<計算式>

2,894.4円-900円=1,994.4円(498.6円/月)

そのことからも、衣類の調節は確実に暖房代節約効果があるとわかります。

参照:資源エネルギー庁 石油製品価格調査(2022年12月7日公表)


テキスト 自動的に生成された説明

参照:アグリコネクト


政府も推奨する「衣類の調節」で2022年冬の暖房代を節約しよう

衣類の調節は原始的な防寒対策ですが、エアコンの設定温度を下げて電気代を節約する効果があるのでおすすめです。

また、この防寒対策は国も推奨している防寒・省エネ対策です。

ぜひこの冬実践してみてはいかがでしょうか。(執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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