※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

「どうして借金は増えるか?」元金融社員が教える借金のカラクリと本気の返済方法

ローン 借金
「どうして借金は増えるか?」元金融社員が教える借金のカラクリと本気の返済方法

いまは、突然の出費や冠婚葬祭など

「ちょっとお金が足りない」

と感じたとき、キャッシングといった簡単な方法でお金を借りることができます。

キャッシングサービスを提供している会社は「30日間利息無料」などを打ち出していることもあり、「少しの間だけなら」と借りてしまう人も多いようです。

お金は1度借りてしまうとドンドン借金を重ねてしまう傾向にありますが、これはどうしてなのか気になりませんか。

返済不能

借金を重ねてしまう理由

借金を重ねてしまういちばんの理由は、とても簡単です。

たとえ5,000円であったとしても、

「自分の稼ぎを越えているお金を借りる」

から、返済できなくなるという簡単な構造になっています。

もっと具体的に

たとえば数年のあいだ毎月20万円の給料をもらっている人が、5,000円の借金をするときは、どういうときでしょうか?

貯金をしている人なら、そのなかから5,000円を引き出して使うでしょう。

つまり、お金を借りる時点で「お金が足りない」から借りる

毎月20万円の給料で「お金が足りない」から借金したわけですから、お金を借りたあとも同じ給料やボーナスなのであれば返済できるほうが不思議なのです。

キャッシングも借金と同じ

ATMから引き出すことができるャッシングサービスの場合、いつの間にかつい、自分のお金だと勘違いしてしまう人も少なくありません。

クレジットカードにはキャッシング枠があることが多いので、自分自身の意思で管理が難しい人は、デビットカードなどを利用してマイナスを作らないようにしましょう。

余談にはなりますが、後払いとなるクレジット払いや携帯電話のキャリア決済、後払い決済なども借金のキッカケになることがあるようです。

「支払いに充てられるお金」を準備しておき、その範囲で支払うことが大切です。

クレジットカードの利用可能額に関する書類

本気で借金を返済したい人へ

当たり前のことのことですが、本気で借金を返済したいと考えているなら、

支出を減らして収入を増やすこと

が重要なポイント。

即効性のある方法で支出を減らしてその後も節約し、副業で収入を増やすことが効果的で、家族の協力が得られれば、さらに返済しやすくなります。

下記のような理由で副業が難しい状況にある人は、借金を重ねる人が多かったです。

  • Wワークを続けていく自信がない
  • いまの仕事で手いっぱいで、それ以外の時間に働くのが無理

即効性のある支出の減らしかた

借金をする人は元顧客などの傾向から、下記のように、

「生活していくのに必須ではないことにお金をかけている」

ことが多いと感じました。

  • 動画視聴など遊びのサブスクをたくさん利用している
  • お金がないのに遊びに行く
  • お菓子やタバコ、お酒などの嗜好品にお金をかける

など

お金を借りるぐらいなら、いったん「生活していくのに必須ではないことにお金をかけない」暮らしを目標に、目に見える出費を減らしてみてください

たとえば、サブスクを解約するだけでも月々数百円から数千円の支出が減らせますし、日々のタバコやお酒もひと月に換算するとかなりの金額になります。

返済可能な目安は100万円

長年金融会社に携わっていた人たちがよく口にしていたのは、

「会社員で独り身なら、100万円を超えると返済はかなり難しくなるだろう」

ということ。

記事の前半でもお伝えしましたが、会社員の場合は毎月の給料やボーナス額がだいたい決まっていることがほとんどです。

決まっている給料やボーナスでは足りずに借金をはじめたのですから、「返済は極めて難しい」のが当たり前

副業を開始しても、なかなか返済するのが大変な額だといえるでしょう。

副業は無理のない範囲で

副業をはじめても借金を一気に完済することは難しいので、まずは月々2~3万円程度コンスタントに稼いで、その全額を返済に充てられるよう頑張ってみてください。

ムリのない返済計画

ライフスタイルの変化や体力的なものに身体が慣れてきたら、副業に充てる時間を増やしたり、本業や副業での経験をポートフォリオにして収入アップを目指したりする方法もあります。

たとえば、クラウドソーシングを通じてデザインの副業をはじめたなら、プロジェクト応募時に、採用されたデザインなどをポートフォリオにするといったイメージです。

まずは借金をしないこと

真面目に働いていても、減給や解雇といったことが起らないともかぎりません。

まずは月々の給料から決まった金額を貯金し、借金をしないことを目標にしながら月々の支出を減らし、無理のない範囲で節約を続けていくのがおすすめです。(執筆者: 山内 良子)

《山内 良子》
この記事は役に立ちましたか?
+6

関連タグ

山内 良子

執筆者: 山内 良子 山内 良子

2008年頃から接客業務改善などの業務に携わりつつ、資格を生かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は主にライターとして活動し、レジャーや旅、暮らしや妊活、ママ向け記事やインタビュー、経営者向けの記事などなど幅広く執筆中。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集