昨年から続く値上げラッシュで、家計が疲弊してきたという方も多いと思います。

そんななか、

「大量のPB食品を値下げする」

という、時代に逆行する、うれしいキャンペーンが全国の生協で開催されています。

注目の値下げPB食品とその値下げ幅をチェックしてみましょう。

また、生協の宅配サービスを利用する際に、覚えておくと節約につながるおすすめの注文方法がありますので、あわせてご紹介します。

生協がPB食品150品目を値下げ値下げ

生協の「くらし応援全国キャンペーン」とは

それでは、生協が実施している「くらし応援全国キャンペーン」の概要をみていきましょう。

対象団体:日本生協連と32の地域生協

期間:2023年1月~3月までの3か月間

内容:生協のPB食品約150品目を値下げして販売する

対象PBの内訳は、

  • 「CO・OP商品(コープ商品)」の100品目
  • 会員生協の独自商品50品目以上

となっています。

値引き率:7~10%

値引き率も大きめで、対象のPB食品も暮らしに役立つ品目ばかりなので、これは家計にとって良い助けになりますね。

宅配サービスだけでなく、コープの実店舗でも対象商品を取り扱っている場合がありますので、お近くにある方はチェックしてみてください。

生協のくらし応援全国キャンペーン

≪執筆者提供≫

値下げされる注目の食品一覧と各値下げ幅

それでは、注目の値下げ商品例とその値下げ幅をみてみましょう。

商品名 値下げ前 値下げ後 値下げ率
CO・OP ロースハム83g(標準6枚入) 198 180 9%
CO・OP あらびきウインナー90g×2 388 348 10%
CO・OP 国産大豆のべんりな木綿豆腐300g(2個) 108 98 9%
CO・OP 極小粒納豆50g×4個入 112 102 9%
CO・OP 焼そば135g×3食入 118 100 15%
CO・OP ちくわ120g(4本) 98 88 10%
CO・OP フィッシュソーセージ70g×4 228 208 9%
CO・OP プレーンヨーグルトビフィズス400g 178 168 6%
CO・OP スライスチーズ126g(7枚入) 198 178 10%
CO・OP NEWソフト300g 228 198 13%
CO・OP コープ牛乳1000ml 218 208 5%
CO・OP 毎日食パン6枚 118 108 8%
CO・OP 讃岐うどん5食(1kg) 348 318 9%
CO・OP えびグラタン2個入(400g) 318 298 6%
CO・OP コープヌードルしょうゆ71g(めん62g) 138 128 7%
CO・OP ライトツナフレークまぐろ油漬70g×3 398 348 13%
CO・OP 一番搾りキャノーラ油1,000g 448 398 11%

※価格は税抜参考価格であり、店舗によって異なる場合があります

ハムやウインナー、豆腐に納豆など、毎週必要になる食材ばかりです。

キャノーラ油など食材価格高騰の代名詞ですから、この値下げはうれしいですね。

食パンやうどんなど小麦高騰のダメージを直に受ける食材まで値下げされているのは、さすがです。

おすすめの注文方法

生協の宅配サービスを利用している方は、「おまかせ定期便」を活用することをおすすめします。

おまかせ定期便

≪執筆者提供≫

定期便対象商品のなかからあらかじめ登録しておけば、毎週自動で届けてくれるサービスです。

私は生協の宅配サービスを10年利用していますが、大量のチラシをすみからすみまで真面目にながめているうちに、「あれもこれも」と頼みすぎてしまうミスをたびたびやってしまいます。

本当に必要な食品を厳選しおまかせ定期便に入れておいて、「基本チラシは流し読みだけ」にマイルールを変えてから、注文しすぎることがなくなりました。

今回値下げされているPB食品は、毎日の食卓で使うものが多いため、定期便との相性が良いです。

活用すれば、お得な機会を逃さないようにしつつ、浪費防止にもつながります。

原資は生協負担なので安心

どの食品メーカーも値上げラッシュで、消費者とメーカーとの「痛み分け」がつづいている今、こんなに大量に値下げして生協は大丈夫なのでしょうか。

結論から言うと、大丈夫です。

今回の値下げキャンペーンの原資は生協負担で、生産者やメーカーへの影響はないそうです。

2020年からつづくコロナ禍で在宅時間が長くなり、宅配サービスの利用者は増加傾向だそうです。

コロナの追い風で得た利益を、値上げに苦しむ家計に還元するというわけなのですね。

生協のPB食品の値下げキャンペーンは2023年3月末までなので、その後の価格は未定ですが、2月・3月の食費の助けとなることは間違いないでしょう。

またおうちコープの利用でたまるポイントの有効期限は最大2年間で、2021年3月3週から2022年3月3週までの間についたポイントは2023年3月3週分までが有効期限です。

ポイントが失効にならないよう、期限までに使うこともあわせて検討してください。(執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子)