この季節、小学生時代の夏休みの宿題を思い出して、DIY記事に触発される方も多いのでは?
そう、夏とDIYは、我々のDNAレベルに刷り込まれているんです。蝉の声は、夏から新世界への扉を開く招待状のようなもの。
しかし、作ればいいってものではないですね。
うっかりすると、ゴミを生産するだけして、家族の酷評を買い、飽きて終わりという最悪のシナリオが待っているかもしれません。
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この夏からDIYに挑戦したいあなたへ、おすすめの100均で買える優秀なDIY工具をご紹介します。
もちろん道具にお金をかけられたら言うことはありませんが、DIYに親しむうちに、もっとこだわった「マイ工具」が欲しくなってくると思います。
確かに道具が良いと、仕上がりやスピードに差が出てきます。しかし上を見ればきりがありません。
自分に向いているかどうか、続けられるかまだどうか悩んでいる段階であれば、ひとまず100均で工具を調達して様子を見るのがおすすめです。
コストパフォーマンス抜群のアイテムをご紹介します。
目次
6本差替ドライバー(ダイソー)108円(税込)
本日の主役です。
1本6役、先端(ビット)部分を用途に合わせて差し替えて使うドライバーです。ビットは磁力で固定されます。
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ドライバーは手にあたるグリップ部分がゴム製なので、なじみ抜群!
ドライバーの先端(ビット)部分の種類は6種類。
6角軸のビットは、世界標準の規格です。
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・マイナス 2種類 6mm、5mm
・トルクス 2種類 T-15、T-20
トルクスは星のような型をしているネジ穴で、ヘクスローブとも呼ばれます。なじみのない方もおられるかもしれません。
まずはご家庭の中の「ネジ」を総チェックしてください。このネジがキッチンに潜んでいるご家庭、意外にあるかもしれません。
お蔵入りしていた調理器具が蘇る! かも
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ここで引き合いに出したい調理器具が、ティファールさんの調理器具。
ティファールの圧力鍋の取っ手がガタガタになって、「高かったのに、もったいない」とキッチンの奥にしまい込んでしまっていたら、このトルクスドライバーの出番です。
そう、ティファール製品ではこのトルクスねじが採用されています。
現在のネジは、マイナスドライバーでも使える切り欠きがある特殊ネジになっていますが、トルクスで締めるほうがネジをなめる(=ネジ穴を潰してしまう)危険性が少なく安心です。
もちろんドライバーを当てるまえに、ネジのサイズを確めることが大切です。
わからない場合は、公式サイトから取り扱い説明書をダウンロードするか、カスタマーセンターに問い合わせて確認しましょう。
ティファールのお鍋類で一番流通しているのは、やはりフライパンでしょうか。フライパンの取っ手は、すぐガタガタしてしまいますよね。
ティファールユーザー必携。追加購入するならこれ!
ティファールの圧力鍋の取っ手はT-20が主流なので、この100均ドライバーでネジを締めなおして復活させることができます。
しかしフライパンの現行モデルで、取っ手(取り外せないタイプ)部分のネジのサイズはT-25が主流です。
今回ご紹介した「6本差替ドライバー」に付属するビットでは、サイズが合いません。オーマイガー。どうしましょう? 選択肢は2つあります。
(1) トルクスドライバーを購入
大きなダイソー店舗では200円シリーズでサイズ別のドライバーが販売されています。
サイズに合ったドライバーを購入しましょう。
(2) 必要なトルクスのビットのみを購入
ビットは規格品ですので、必要なサイズのビットを別途購入して使うことができます。
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送料無料のヨドバシカメラがねらい目です。税込160円。
ネジのサイズが合わないときの裏ワザ
裏ワザとして、ネジ穴に輪ゴムなどを押し当てて、ドライバーをあてて回す方法もあります。
ネジ穴とドライバーの接点をゴムで噛ませることで摩擦を大きくし、ネジをなめないようにする理屈です。
緊急時にはお試しください。そのときドライバーは、あせらずに慎重に、まわしてくださいね。
DIYの真骨頂は「作る」より「なおせる」ようになること。
家具っぽいものを作ったり、内装をアレンジすることもDIYの楽しみの一つ。
だけど、工具やネジの規格に親しむことで、なぜ調子が悪いのか? どこがダメになっているのか? という切り分けができるようになってきて、「こわれたものをなおして使う」楽しみも生まれます。
1万円で買ったお鍋も、「ガタガタして使えないから買い替え」するより、数百円の工具でメンテナンスができればお得ですよね!
しかも、1本6役のドライバーですから、いろいろな用途に使えます。緊急持ち出し袋に入れておくのもおすすめです。
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自分の得意分野を探すにも、優秀ドライバーは必携
DIYスキルが上がるとともに、不具合が出たアイテムについても、部品を変えればどうにかなるのか、買い替えたほうが良いのかも見当がつくようになります。
筆者は特別にそういう教育を受けたわけではありませんが、重量的に手に負えない物でない限り、家電もパソコンも家具も全部自分でリペアするようになりました。
木工系、内装系、電気系など、いろいろな分野はありますが、まずはドライバーから慣れ親しみ、ご自分の得意分野を開拓してみましょう。
あなたはまだ、取っ手ガタガタのお鍋を我慢して使いますか? 買い替えますか? それともなおしますか?(執筆者:酒井 菫)