PayPayステップは、PayPayアプリやPayPayカードの利用状況に応じて、還元率がアップするプログラムです。
これまでも何度かルールが変更されていますが、今回もまた変更があるようなので、紹介します。
目次
（5/31まで）あと払い登録済みのPayPayカードゴールド会員は+0.5%還元
≪画像元：PayPay≫
現在、あと払い登録済みのPayPayカードゴールド会員は、PayPay利用の際のあと払い利用でも、PayPayカードゴールド利用でも、以下のポイントがもらえます。
- PayPayカードゴールド特典：0.5%
- PayPayステップ基本付与分：1%（あと払い登録による）
これに加えて、前月の利用状況に応じてPayPayステップから0.5%還元され、合計最大2%還元です（上限なし）。
（6/1より）PayPayカードゴールド特典がPayPayステップに組み込まれる
≪画像元：PayPayカード≫
6月1日から、PayPayあと払い登録済み会員のPayPayカードゴールド0.5%特典が、PayPayステップに組み込まれます。
合計最大2%還元に変更はありません。
≪画像元：PayPayカード≫
これによって影響が出てくるのが、1回の支払いにおけるPayPayポイントの最大還元率66.5%でしょう。
仮に、PayPayの複数のキャンペーンなどを合わせて66.5%以上になったとしても、実際の還元率は66.5%に抑えられます。
現在は、66.5%とは別にPayPayカードゴールド特典の0.5%が還元されていましたが、6月1日からはPayPayカードゴールド特典0.5%も含めて最大66.5%還元です。
（6/30まで）PayPayステップ・PayPayカードは100円ごとにポイント還元
現在、PayPayカードを100円利用ごとにポイントが還元されます。
PayPayあと払い登録済みで前月のPayPayステップ達成条件を満たしていれば、+0.5%還元率がアップされます。
100円単位でポイント還元されるため、無駄もありません。
（7/1より）ポイント還元単位が200円に変更
≪画像元：PayPayカード≫
7月1日から、 PayPayステップおよびPayPayカード特典が、利用金額200円ごとの還元に変更されます。
101円～199円の端数が出てしまうと、現在は1ポイント還元されるところ、7月からはポイント還元がありません。
取りこぼしが多くなりそうです。
（6/30まで）「300円以上の決済回数30回以上」「10万円以上利用」で+0.5%還元
≪画像元：PayPayカード≫
現在のPayPayステップでは、PayPayアプリ・PayPayカードのカウント期間の利用に
- 300円以上の決済回数30回以上
- 合計10万円以上の利用
があります。
この2つの条件を満たして、還元率が0.5%アップします。
家族カードを利用の場合、家族カードでの支払い回数・金額はPayPayあと払いに登録されているPayPayアカウントの支払い回数・金額としてカウントされます。
大きな支払いがあれば10万円以上の利用も難しくありませんが、コンビニ利用などで300円以上の決済をするのは簡単ではありません。
300円以上の決済を30回するだけでも9万円になります。
（7/1より）「200円以上の決済回数30回以上」に変更
≪画像元：PayPayカード≫
7月1日より、「300円以上の決済回数30回以上」から「200円以上の決済回数30回以上」に変更されます。
最低決済金額が引き下げられたので、コンビニなどでの少額決済でもカウントされやすくなります。
「合計10万円以上の利用」に変更はありません。
ポイント還元の計算は「200円ごと」に変更
≪画像元：PayPayカード≫
最低決済金額だけで見ると改善ですが、還元ポイントでは実は改悪です。
6月30日までは「対象期間中の合計支払金額×還元率」で計算していますが、7月1日からは「対象期間中の支払い金額200円ごと×還元率」に変更されます。
支払い金額1,150円で還元率1%の場合、6月30日までは11ポイント還元（小数点以下切り捨て）されるところ、7月1日からは10ポイントとなります。
ひんぱんに変更されるPayPay
今回発表されたPayPayステップ・PayPayカードの変更内容、PayPayステップカウント対象の最低金額が200円に引き下げられたことが改善と呼べる程度で、おおむね改悪と言えるでしょう。
ひんぱんに変更が繰り返されておるので、もはやよく分かりません。
それでも頑張って、PayPayの各種変更について今後もお伝えしようと思います。（執筆者：キャッシュレス研究家 角野 達仁）
