「年金財形」は、満60歳以降に、5年以上20年以内(生命保険は終身も可)で年金を受給することが条件になっています。
まさに、用途は老後の生活資金の準備に限定ですね。
加入できるのは、満55歳未満の人。
積立期間は5年以上。
据置期間は5年以内・・・・「据置期間」とは、積立終了から年金を受給するまでの期間のこと。
年金財形にも、住宅財形と同じように「貯蓄型」と「保険型」があります。
貯蓄型の場合、元利合計550万円までの運用益には税金がかかりません。
(同時に「住宅財形」を行っている場合は合算)
ただし、目的外の払い出しをする場合には、過去5年間さかのぼって、その間の利息に20%の税金がかかります。
保険型の場合は、払込保険料の累計385万円まで、なおかつ、住宅財形と合算して550万円までの運用益に税金がかかりません。
保険型で目的外の払い出しをする場合には、積立開始時からの利息相当分に税金がかかります。
住宅財形と同様、年金財形も税制優遇措置が設けられているため、1人でひとつの契約しかできません。
個人的なことをいうと、私は、20代のあるとき、何の考えもなく、ふっと財形貯蓄を始めました。
一般財形です。
結局、脱サラして自営業になるまで(自営業者は財形貯蓄はできませんから)ずっと続けていましたね。
途中で換金することにも思いあたらず、、、、、。
惰性で続けてきたのですが、惰性の力はけっこうスゴイ。