最近このブログにたどり着く方で、「ドルコスト平均法」という
キーワードでいらっしゃる方が増えたように思えます。
そこで「ドルコスト平均法」について書いていなかったトピックについて
今日は触れてみたいと思います。
分散投資の説明のように銘柄を分散させることも、
ドルコスト平均法のように時間を分散させることも、
その最大のメリットはリスクを軽減させるという部分にあります。
ただ分散することによるデメリットも存在します。
まず銘柄を分散する場合、その選定した銘柄の数だけ精査、管理をする
必要がでてくるので、その分手間ひまがかかってしまいます。
そして資金を小分けにすることでその分手数料もかかってしまいます。
また、ドルコスト平均法のように毎月一定購入する場合、
販売手数料がかかる商品であれば、毎月購入するたびに
手数料もかかってしまうのです。
そのような手数料をかけずに銘柄と時間の分散ができる仕組みが
日本にはラップ口座やプライベートバンキングサービスには存在しますが、
まだ大衆商品レベルでは存在しないのが実情です。
欧州ではそういった仕組みの商品が存在します。
ここ数年その仕組みを使った商品がインターネット上で
よく見かけるようになりました。
商品自体に大きな違いはないのですが、
少しの相違を誇張されて売られているような気がします。
代表的なのは手数料ですね。
この手の仕組みやファンドで資産を成果を出すために大切なポイントは
手数料を優先して選択するのではなく、アセットクラスをどのように選択し、
管理していくことがキモなのです。ちなみにこの部分が成果を出す94%を
占めていると経済の行動ファイナンスで実証されています。
なので、皆さんももし仮にそのような仕組みを使った運用を
考慮されているのであれば、商品の手数料よりも購入する際に
任せる運用側がどのような運用方針なのか、また市場を
どのように分析しているかを参考にした方がいいと思います。
私でも、そういったご相談は随時承っておりますので、
お気軽にご相談ください。