電話をiPhoneに代えてから、日経は電子版を読むことが多くなりました。速報もすぐに入ってくるし、すごく便利なアプリだと思います。そんなときに気になるタイトルのニュースが入ってきました。
「一時払い終身保険、解約トラブル急増 預金と混同 高齢者ら、銀行勧誘で」
いまは日本の銀行窓口でも保険商品が簡単に買える時代です。でも、商品内容を十分に理解しないまま、軽い気持ちで金融商品を購入してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことになります。
一時払い終身保険は定期預金よりも金利が高いのが魅力の金融商品ですが、元本が保証されるための最低運用期間が決まっているので、満期前に解約してしまうと、元本が割れてしまうケースがほとんどです。こうした商品特徴を理解することなく、銀行預金と勘違いして、一時払い終身保険商品を購入してしまう高齢者が急増しているようです。
私はお客様に金融商品の説明をするときに、最低1時間以上はかけて、それぞれの金融商品が持つリスクとリターンの特徴をできるだけ詳細に説明させて頂くようにしています。契約時にも再度同じ説明をさせて頂き、お客様が金融商品の特徴を正確に理解していることが確認できるまで、契約書にサインして頂くことはありません。
銀行窓口では1日の来店者数が多いせいもあるとは思いますが、お客様に対する商品説明義務がおろそかになってしまっている部分もあるのではないかと思います。私どもIFAは一人一人のお客様との出会いが、毎日、真剣勝負です。有名銀行だからと慢心することなく、契約する側にも自己責任リスクがあるので、商品特徴を理解できない金融商品は購入されないようにしてください。