昨日と同じ「平成23年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告」より。
住宅ローンの貸し出しを行う際に、金融機関が考慮する審査項目は次の通りです。
完済時年齢:99.3%
※最長80歳到達前としている金融機関が多いですね。
ただ、収入が年金だけになっても返済が可能か?
借入時年齢:97.5%
※「完済時年齢」と密接な関係があります。
借入時年齢が遅いと、完済時年齢も遅くなります。
返済負担率:97.3%
※「年間のローン返済額/年収×100」で算出される値です。
勤続年数:96.0%
年収:95.8%
※ローンを借りるには、安定した収入が継続してあることが必要です。
担保評価:95.0%
購入可能額(購入の場合):92.4%
購入可能額(借換えの場合):92.0%
カードローン等の債務の状況や返済履歴:91.6%
健康状態:90.5%
連帯保証:88.1%
金融機関の営業エリア:88.1%
雇用形態:71.3%
申し込み人との取引状況:65.1%
・・・・と続きます。
「雇用先の規模」は、29.7%ですから、さほど考慮されていないようです。
なお、返済負担率について、審査用の金利は「4%」としている金融機関が多いと言われています。
つまり、変動金利型の実際の適用金利が1%を下回る金利だとしても、審査をする際には、「金利が4%になっても返済できるか?」が問われるということです。