厚生労働省が行っている「中高年者縦断調査」。
この調査は、中高年世代を追跡して、その就業や社会活動の変化を継続的に調べているものです。
今年の2月に公表された第6回の結果は、平成17年(第1回)に50~59歳だった人を対象にしたもの。
第1回で55~59歳のときに、「60~64歳になっても仕事をしたい」と思って人のうち、実際に仕事をしている人は、実に74.8%。4分の3の人たちが仕事をしています。
性別にみると、男性は81.4%、女性は66.8%。
多くの人が実際に仕事をしているということですね。
じゃあ、以前「仕事をしたくない」と思っていた人のうち、実際に仕事をしている人は?
・・・・男性は46.3%、女性は21.7%です。
つまり、望んでいなかったけど、仕事をしている人もいる。
仕事をしている理由(複数回答)は、
「現在の生活費のため」:男性74.0%、女性49.6%
「現在の生活費を補うため」:男性29.8%、女性35.6%
「将来の生活のため」:男性:30.5%、女性27.9%
「健康を維持するため」:男性:28.7%、女性:32.3%
「今の仕事が好きだから」:男性:22.7%、女性26.4%
「社会とのつながりを維持したい」:男性:22.2%、女性:26.0%
「家にずっといるのが嫌だから」:男性:19.2%、女性:28.5%
お金以外の理由に注目したい~。
今回調査で現在仕事をしている人に対して、「65~69歳になっても仕事をしていたいか」といいたところ、56.7%が「仕事をしていたい」。
「70際以降でも仕事をしていたい」が28.7%。
「やらされ感」を感じることなく仕事ができるようにさえなれば、仕事は「いつまでもやりたい」モノになるんだと思いますよ。
そしてそれは、気持ちの持ち方だったりするんだと思いますね。