住宅ローンのようにお金を借りる場合、ギリシャをはじめとする欧州金融危機のおかげでわが国の金利が下落、回り回ってローン金利が低くなっているので、超ラッキー。
しかし、お金を預ける、お金を貸す場合は、アンラッキーです。
6月7日から29日まで募集し、7月17日に発行される「個人向け国債」。
・・・・金利が低いです。アンラッキーです。
私は前々から、個人向け国債の話題のときには、「変動10年」しかオススメしていませんので、今回も「変動10年」の話しだけにします。
※他には「復興応援国債変動10年」「固定5年」「固定3年」がありますが、金利面などで、どうも「変動10年」よりも魅力がないと思うからです。
さて、話しを戻して、「変動10年」の金利。
前回、4月発行のときは、0.64%でした。
前々回、1月発行のときは、0.72%でした。
今回は、0.57%です。
個人向け国債も、発行時の適用金利が高い場合は人気を博し、低いとさっぱり売れないようですが、目先の金利にとらわれるのではなく、まずは「金利タイプ」に目を向けて欲しいですね。
「変動金利」は、半年に1度、金利が見直されます。したがって、いま低くても、金利情勢が上向けば適用金利も同じようにアップするのです。
「固定金利」の場合は、発行時の金利が満期までずっと変わらないので、金利が低いときに人気が落ちるのはわかるのですが、「変動金利」は金利が低い時にこそ、人気を博してもいいと思います。
なぜなら、今回7月発行分の0.57%でも、他の安全確実な金融商品と比較した場合、魅力的だからです。