まだまだある投資に待ち構えるのシリーズ。今回は「損切り」をクローズアップしたいと思います。
損切りという用語を聞いたことあるでしょうか?ロスカットなどということもあります。(以降、分かりやすいように株式取引を前提に進めていきます)このコラムをご覧いただいている方の中には実際に株式投資をしたことがある方もいらっしゃることだと思います。投資をしたことがある人なら必ず一度は考えたことがあるのが「損切り」です。
どうでしょう?損切りすることを積極的に考えたいと思うでしょうか。自分の取引に誤りがあったからこそ、損切りをしなければならなくなる状況です。期待に背いた株価に対しての対処方法が損切りです。せっかく利益が出ると見込んだ銘柄を手放さなければならないときがきてしまうのです・・・。なんだか暗い気分になってきませんか?
この暗い気分が「罠」です!!
これは私の体験談でしかも投資とは関係のない話題になってしまうのですが、私は普段サラリーマンをしています。ごく普通のどこにでもいる事務系のサラリーマンです。上司には言えないですが、会社に休憩しに来て家に帰ってから本気を出して投資をしているちょっといけないタイプの人物です。
ご察しのとおり、あまり真面目に働いていないので、ちょっと嫌な仕事があったとします。すると何を考えるかというと、なんとかして先延ばしできないかな?と考えてしまいます。あわよくば、だれか他の人がその仕事を片付けてくれないかな・・・?とあり得ない淡い期待を抱いてしまいます。
結局だれも手を付けずほったらかしていたツケが大きくなって自分に帰ってきてしまいます。その度に「今度はもうちょっと早くにとりかかろう・・・」と思うのですが、今日もそんな日々を過ごしています。
ここで、私のサラリーマンとしてのできなさぶりを晒したのではなくて、投資の世界でも全く同じようなことをしてしまっている人がたくさんいるということです。
嫌な仕事を先延ばし=株価が下がった銘柄に対して何もせず塩漬け残念ながら、その銘柄によって出てしまった損失は他のだれかの責任に押し付けられるわけもなく、すべて自分に返ってきてしまいます。サラリーマンの世界では、なんとかなるようなことが、投資の世界ではなんともならないことがとても多いのです。
損切りは重要です。いくら強調しても強調しきれないくらい、損切りは重要です。損切りなくして、投資をする意味がありません。「投資はなんとなく知っているけど、実行できない。」この罠にハマっている限り、あなたに大きな成果は訪れることはないでしょう。では、どのようにしたら損切りできるようになるのか?に関しては別の回でクローズアップしていきます!