モナコを堪能していたため、まだ時差ぼけが治らない私です。(笑)さて今週は、先々週に引き続きマーケットを読みきることができるのか?リスクを権限する方法は何か?についてお話ししたいと思います。
マーケットを読みきることが出来るのか?という問いに対しての答えはもちろんNOです。
リーマンショックやNYの大暴落などを避ける事ができれば、バフェット氏よりも投資で成功を収めることができたでしょう。バフェット氏が投資で成功をしたのは、損を早い段階で確定させることで成功されたというお話しを前回にもしましたが、もちろんそれだけではありません。リスクを上手く軽減させていることがその成功の道を助けたのです。
その道は2つあります。
1つは、分散投資
2つ目は、長期投資 です。
なんだ、前から言ってた話ではないかとお思いの方も多くいらっしゃるでしょう。それほど一括投資をする際に、この二つは重要なポイントなのです。ただ、分散投資に関しては、今市場のグローバル化が進み、資産クラスを分けたとしても相関性が高まっているのが問題ではりますが。。。
⇒投資期間と分散の重要性
要するに、本当に長期間保有すればするほどリスクは軽減されるのか?というお話しです。過去のデータから検証してみましょう。
これはS&P500の年間リターンを1935~2000年の間の保有期間別に最高リターンと、最低リターン、そのギャップを比較してみたものです。1年保有した場合の最高リターンは45%で、最低リターンは-29.7%となっています。ただ、そのまま保有期間が延びれば伸びるほど損失が低くなっています。
点グラフにすると下記の通りです。
保有期間が延びれば、損も少なくなっているのですが、同時にリターンも少なくなっています。注目していただきたいのは、損と得のギャップが縮まっていくということです。保有期間が延びることで、変動性のリスクが低くなっていくのですね。
さて、来週は再度積立投資の戦略や考え方についてお話ししたいと思います。