住宅ローン控除は正確には「住宅借入金等特別控除」といいます。医療費控除や生命保険料控除などの「所得控除」と異なり、納付する所得税から差引くことができる「税額控除」です。住宅ローン控除は住宅を購入した時だけではなくリフォーム工事を行った場合にも利用できます。
利用するには初年度は確定申告が必要ですが、2年目以降はサラリーマンであれば年末調整で行うことができます。住宅ローン控除の額はローンの年末残高に一定の控除率(0.5%~1.2%)を乗じて計算します。
所得税から差し引くことのできる金額は所得税額が上限です。超えた部分の一定額は住民税から差し引きことが可能です。住宅ローン控除を受けるには、特に初年度は確定申告が必要ですからご留意ください。
もし、忘れたら申告をすべき年度の翌年1月1日から5年以内であれば確定申告により住宅ローン控除の請求ができます。しかし確定申告をしたのに住宅ローン控除の請求をしなかった場合は、この権利を放棄したものとみなされるので過去分に関しては請求できませんのでご留意ください。