近年の経済的な事情から、年金の未納している方が増えてきています。理由として「保険料が高額で支払えない」「将来、国は破綻して老後年金はもらえない」などがあげられています。
そもそも、年金は老後だけしか支給されないと思っていないだろうか?ちょっとまってほしい。年金は老後だけではない。事故などで障害になったときや、残された遺族などに支払われたりします。老後だけではないということがお解かりいただけたかと思います。
それでも、保険料が高くて払えない。払うのが難しいのであれば、市区町村役場の年金課等に行って、職員に事情を説明した上で免除申請をしよう。免除することで、未納扱いは、なくなります。ただし、年金額は減るため、そのところは注意しなければならないことは忘れてはいけません。
また、年金の免除できるか否かは、世帯主の収入などにもよります。たとえば、単身の場合は、職員に事情を説明すれば、申請に時間を要しませんが、住民票が親と同じ世帯になっている場合、親の収入によって、免除できないことがあります。なぜなら、役所から見た場合、親の収入から保険料を支払うことができるとみなすためです。
30歳未満の場合、若年者猶予がありますが、30歳以上になると猶予が効かなくなり、返って毎月の保険料を全額支払う必要が出てきます。対策として、世帯分離することです。世帯を分けることにより、免除申請することが可能となります。もし、親と同じ世帯になっているのであれば世帯分離を薦めます。