夫婦どちらかが起業する場合、もう片方は本当に手伝うべきか?
私は某誌に連載されている『OL進化論』を毎週愛読しています。先週号のお話。夢追い人の彼にプロポーズされた普通のOLのお話です。
彼 「いい場所が見つかったんだ、カフェを開こうと思う」
彼女 「そうなのね」
彼 「結婚してほしい、僕を支えてほしいんだ。」
彼女 「なんでもするわ、掃除でも接客でも受付でも・・・」
彼 「いや、何もしなくていい。今まで通り安定企業に勤めていて欲しい」
彼女 「そういう支えか・・・・」
彼女の「私より安定企業に魅力を感じてプロポーズ?」みたいな心のつぶやきも聞こえてきそうな会話です。
でも、この彼、言ってること正しいのですよね。
だって彼女もいっしょにカフェを手伝うためにもし本当に会社を辞めたら・・・。彼女がハローワークで本当の理由を言ったとしましょう。
彼女 「はい…」
ハローワーク職員 「開業準備は失業にあたりません。失業給付は支給できませんね~」
となるし・・・
結婚後、「夫に雇われてます。雇用保険に入りたいです」とハローワークへ手続きに行ったら「同居の奥様でしょ、雇用保険入れませんよ」となるし・・・。
彼女が雇用保険に入れないと、彼のカフェ経営が失敗して夫婦ともども失業しても失業手当なんて支給されないし・・・。しばらく貯金を切り崩す生活に生活になってしまうでしょう・・・。
彼の望み通り、彼女が安定企業に勤めていれば・・・。カフェ経営が最初軌道に乗るまでは、彼女のお給料で生活費が出るし・・。万一いつまでたってもカフェ経営が軌道にのらない・・カフェやめるかと言うときでも、家で主夫しながら求職活動もできるし、他の分野で起業なんてのも模索できます・・。
夫婦ともどもカフェ経営に携わるのは、カフェが充分軌道にのって儲かって、利益を誰かに分けないと税金取られすぎる・・・という状況になってからでいいんですよね・・・。
夫婦のどちらかが起業する場合、最初は夫婦ともどもにならずに、片方が会社員ならそのまま続け、夫婦は別の仕事をしていた方が、リスクヘッジになります。
経済的には是非お勧めしたい方法です。