クレジットカードVSデビットカード
カードで買い物をするといえば「クレジットカード」だが、クレジットカードの欠点は、買い物をしたタイミングと支払いのタイミングがずれるために家計管理がしづらいこと。
銀行口座にはまだお金があるのに、1ヶ月後には買い物代金が差し引かれることをちゃんと肝に銘じて家計の管理をする必要があります。1回払いならまだしも、複数回払いにすると、家計管理はいっそう煩雑になります。また、クレジットカードでの買い物は「借金」なので、利息も支払わないといけません。
デビットカードは、買い物をするとその場で銀行口座からお金が引き落とされます。つまり、財布に入っている現金の代わり。現金を持ち歩くよりもセキュリティ面では安全かもしれません。
「Jデビット」と「VISAデビット」
デビットカードには「Jデビット」と「VISAデビット」の2種類があります。
「Jデビット」は全国ほとんどの銀行のキャッシュカードでそのまま使えます。加盟店での支払いの際にキャッシュカードを提示して、暗証番号を入力すると、即座に口座からお金が引き出される仕組みになっています。手数料や年会費、金利なども不要です。
平日8時~21時まで、土・日・祝日は9時から19時までは「コア時間帯」としてどの銀行でも必ずデビットカードのサービスを受けられますが、銀行ごとに、平日は24時間、土・日・祝日も0時~21時までなど、サービス時間帯を広げています。
最近では、みぞほ銀行のように、提携店でデビットカードを使うと、利用金額の0.5%をキャッシュバックするサービスをしている銀行もあります。1回200円以上利用すると、1回で最高100円までの現金が戻る仕組み。
「VISAデビット」は、VISAクレジットカードの加盟店で使えます。現在発行している銀行は、楽天銀行、スルガ銀行、りそな銀行、ジャパンネット銀行、あおぞら銀行の5行のみ。楽天銀行、りそな銀行では、年会費が1,000円かかります。どの銀行も現金還元やポイント付与の特典を設けています。
キャッシュカードがそのまま使えるのではなく、VISAカードが一体になっているキャッシュカードを、別途申し込む必要があります。VISAデビットは時間帯の制限もなく、海外でも使えるので、そんな人には便利かもしれませんね。