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株に関するニュースが目立つようになり興味をもたれている方も多いのではないでしょうか?今日は、初めて投資してみようと考えている方に向けて〔株投資の対抗策〕をお伝えします。
素人が株取引を始めるとなると「大損するのでは?」と不安をもたれる方が多いのですが、貴方に合った投資方法を探しておけば、投資リスクを抑えることも可能です。
一口に投資としても色々な方法があります。
スタイル別に分けると、コッコッ積み立てる「長期投資タイプ」方法か、一発逆転を狙っていく「短期投資タイプ」に区別していくことができます。
その2つのタイプでプロに対抗するには「長期投資」が一番だと思います。
理由は、プロの機関投資家は、一定の期間で利益を上げる義務を背負っているからです。リスクを覚悟しながら投資しているプロの投資家に比べ、個人投資家は、日程の制約もなく精神的にも安定しているので焦る必要がないのです。コツコツした長期投資なら値動きの変動に慌てないで済むので、プロに対処できる投資法として有効なのです。
それでは説明していきましょう!2タイプを両立して取引されている投資家もおりますが、初心者に向けに情報発信が趣旨でありますので、今回は、タイプ別に分かれた投資法について説明していきます。この機会に貴方の合った投資法について考えていただければ幸いです。
目次
長期投資タイプ
腰を据えて待つ投資法で、株配当や年金資金を作っていくにはお勧めです。株を毎月、一定の金額で購入や、数十年間に渡って保有し続ける投資法のことを長期投資又は、バイ・アンド・ホールドという言い方をします。基本的には、株式の値上がり益・配当金を狙う方法で、投資先の成長を見守り続けるという方法で比較的初心者の方にはお勧めする投資法です。
この取引は、長期投資は目先の利益に反応して売買しない投資法であることから、取引回数が少ないことで、手数料などのコストが抑えることができる特徴があります。
その他にも、株式分割や株主優待などを受け取れる権利が与えられるなどのメリットも多いのです。
デメリットとすれば、会社の配当金と株主優待の利益を合算してみると、銀行の定期預金と比べて有利に働きやすいのですが、経済の動きが会社業績に与える影響などを考慮して投資判断を下す必要があるので、放置することがないようチェックするように心がけて下さい。
その1 街中をウォッチャして、人気がある商品やサービスを探してみる
新聞や情報誌を参考にするのもいいか、普段の生活からからヒットしやすい商品を探してみるのも大切な情報源です。成長できそうな業種には資金が集まりやすいので株価も上昇しやすい。
その2 自分が勤めている業界に関連する株に絞る
精通しているのであれば、業績・関連業界の動きに敏感なので変化に気づきやすく株の予想も立てやすいので有利に働く。
その3 株主優待が充実している銘柄に絞る
配当だけを狙っている銘柄は、マネーゲームの影響を受けやすく株価は不安定になりやすいのですが、優待サービスや投資家が配当に満足している銘柄は、手放す方が少ないので、株価が下がりが少なくやすく長期保有がしやすい。
短期投資タイプ
株価の動きを追いかけて、短時間・短期間で売買を繰り返す方法です。私が思うイメージとしては、3台以上のモニターを見ながらパソコンでやり取りしている人。俗に「デイトレーダー」でしょうか。
以前であれば、証券窓口の電光掲示板を眺めている中高年の投資家をイメージしていましたが、インターネットの急速な普及で、職業としてのデイトレ専業者・評論家・セミナー講師として活躍されている方も多くおり、金融発展が成長戦略として捉えている日本では、経済成長の期待が高い人々といっても過言でないと思います。
金融緩和政策で参加しやすい環境にはなりましたが、株取引をしたことがない初心者が参加するには、確かな知識・経験・注意が必要な投資方法です。ネット証券誕生で手数料も自由化され、短期売買を好む一般投資家も多いのですが、プロの投資家を相手に戦うので、負ける確率が高いのです。
戦場に丸腰で参加して勝てるハズがありませんし、数撃てば当たるなどのギャンブルでもありません。短期投資では、短期の値上がり・値下がりで取引され、配当金などは無視しているので、リスクを分析し、株の値動きに敏感なトレーダーさん向けの投資です。この取引は、保有期間が短いのが特徴で、一回の取引で利益を出すという考えではなく、複数の取引を繰り返して、トータルで利益を出すことを狙ったものです。
例えば、月単位の勝率は3勝7敗でもいいのです。勝った時の金額が70万円、負けたときの金額が30万であれば、トレーダーとして生計が立ちます。短期投資は、世界情勢・投資銘柄の業績にも詳しくなければならず、チャート(値動きのグラフ)を見ながら、投資のタイミングに合わせる思考がプロであるかの有無です。値動きが極端な取引だと外国人投資家の影響が大きいのでタイミングを間違えると大損する可能性もあります。
外国人投資家とは、多額の資金を投資家から集めたり・銀行から投資資金の借入によって世界の市場で売買を繰り返している人達ですので、相場に与える影響は半端でありません。
平成25年5月までの日経平均株価は上昇続けておりましたが、近隣諸国の不安やアメリカの中央銀行の金融政策の影響によって、6月27日時点においては、株価は、13,000円を挟んで上下しており、値動きが不安定となっております。
売るタイミングがキモ 「塩漬け」にならないように
短期投資タイプは、買うタイミングよりも売るタイミングの判断を見切ることが大切です。
買うタイミングは、上がってきたと思ったら買えるので難しくないのですが、売るタイミングとなると「もう少し値が上がってから売ろう」と考えてしまう方が多いのです。
しかし、高値の株価が続くと「売って利益を確定しよう」と思う投資家が多く、売り出されると一気に株価は値下がりします。下落のスピードは、急降下するジェットコースターと同じで、買った株価を下回ることは当然のように起こります。
経験の少ない一般投資家は、損したくないと思う気持ちが強いので売れない状態になってしまうのです。俗にこのような状態を「塩漬け」と言います。
最近の日本の株価は、外国人投資家の影響を受けていると発言する専門が大半で、景気が良いと思って、最近になって参加された一般の投資家は大損してしまったという方も多いのです。
短期売買は欲を出してはいけません。損失が発生すると思ったら「すぐに売る」ことです。初心者には難しいでしようが、小額で投資して始めているうちにタイミングが合ってくる人も沢山います。貴方も自分自身の投資スタイルを見つけてみて、投資デビューされてはいかかでしょうか。