大掃除をしていると不用品が出てくることも多いものですが、まさか、不用品はすべてそのままゴミ袋へ……なんてことはしていませんよね?
あなたにとっては不用品でも、他の誰かにとっては必要なものかもしれませんし、モノを簡単に捨ててしまうのはエコではありません。また、リサイクルショップなどで買い取りしてもらうことで不用品はお金になりますから、「捨てる」ではなく「売る」ということも考えてみましょう。
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不用品がお金にならないのは「売り方」に問題がある!?
要らないものをリサイクルショップに持ち込んだのに、10円、20円にしかならなかったとか、値段が付かず買い取ってもらえなかった、という経験はありませんか?
たしかに、モノによっては値段がつかないこともあるのですが、売り方を変えるだけで、その不用品の値段が何倍にもなることがあります。場合によっては100倍の価格で売れることも珍しくありません。
そこで、ここではより高く売るための「売り方」を紹介したいと思います!
どこで売るかによって値段が変わる
お気に入りのマンガを断腸の思いで手放そうとブックオフに買いとってもらったら、数百円にしかならなかった…。そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。でも、もしそのマンガをヤフオクで出品していたら、数万円の値がついていたかもしれません。
リサイクルショップでは、人件費やお店のテナント料など経費がいろいろかかっているため、どうしても買取価格は低くなってしまいます。また、人気の無いモノ・需要が少ないモノの場合は安くなりがちです。ネットオークションの場合は多くの人が閲覧する分、マニアックな商品でも入札が入りやすいですし、マニアックな商品こそ、高値になりやすいという特徴があります。
また、リサイクルショップでも、洋服を高く買ってくれるところ、家電を高く買ってくれるところなどお店によって特長があるので、モノによってお店を使い分けることも、高く売るコツですよ。
いつ売るかによって値段が変わる
冬服を、冬の終わりに売ろうと思っても大した値段にはなりません。お店側の立場に立って考えてみれば分かることなんですが、これから春夏物を売りたいのに、わざわざ売れるはずもない冬物の在庫を抱えることはしたくありませんよね。在庫を抱えておくにも、倉庫を維持するための費用や人件費がかかっているのですから、無駄な在庫は抱えたくないわけです。
逆に、秋に冬物を持ち込めば、まさにこれから売れるものですからお店側としてもぜひとも買い取りたいと思うものですし、その分値段もつきやすくなります。
洋服以外でも、たとえばマンガや本も値動きすることがあります。二束三文にしかならなかったようなマンガでも、その作者の新作が連載スタートしたり、もしくはドラマ化・アニメ化なんかになれば、関心が高まり需要も増えます。その分、高値で売りやすくなるんです。
不用品が多い場合は、リストを作っていつ・何を売るかを整理しておくのがおすすめですよ。
キレイな状態で売ること
いくら不用品でも、商品として売るなら「買う側が欲しくなる」ような見た目を考えましょう。リサイクルショップに持ち込む場合でも、キレイに掃除した状態で持ち込まなくてはなりません。汚れた状態だとお店側でクリーニングをしなければならず手間もかかりますし、単純に見た目の印象が悪くなってしまいます。
ネットオークションに出品する場合でも、いかに写真をキレイに撮るか、ということが重要です。かと言って画像加工ソフトでいじりすぎるとわざとらしくなってしまいますが、少し見た目が良くなるように配慮しながら撮影するのが高く売るコツです。
キレイな状態にしていれば、意外と「フリマ」でも高く売りやすいです。リサイクルショップで何十円にしかならないものでもフリマなら数百円~数千円で売れることも珍しくありません。(フリマの場合は出店料がかかるので、不用品が少ない場合はおすすめしません)
副業感覚で不用品を売ってみよう
大掃除からの流れで不用品を処分するときは、どうしても「さっさと処分したい!」という意識が働いて、すぐにゴミ袋に入れてしまったり、売るにしても一つのリサイクルショップでまとめて売却してしまいたくなるものです。
でも、もともと家にあったものばかりなのですから片づければ置いておく場所は確保できると思いますし、売れそうなものはしばらく置いておいて、計画的に、モノに合わせた売り方をしてみてはいかがでしょうか?
ただ捨てるだけだとゴミ袋代もかかってむしろマイナスですが、高く売っていけば数万円(ブランド物などがあれば10万円以上!?)の利益が出ることもありますから、売り方は本当に重要ですよ。(執筆者:吉見 夏実)