最近、テレビCMでよく見かけるようになったmineoスマホ。ベッキーさんや有吉さんが「アリだぜ!」と言うあのCMです。どうやら従来のスマホ料金とは違って格安で利用できるようですが、本当に安いのでしょうか? また、どうすればmineoスマホを使えるのでしょうか?
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目次
「格安SIM」は怖くない!
結論から言えば、mineoスマホも、格安SIM(MVNO)の一種です。つまり、au・softbank・docomoといった携帯会社と契約するのではなく、それ以外の会社と契約し、「ちょっとだけ面倒くさい代わりにスマホ料金が安くなる」というものです。
「ていうか格安SIMって何なの?」という方もまだまだ多いと思いますが、怪しいものでも怖いものでもなく、スマホ料金を下げたい人にはおすすめの契約の方法です。
契約方法はインターネット経由が主流ですが、ビックカメラには専用カウンターがありますし、その他ヨドバシカメラやヤマダ電機などでも店頭で契約できるものもありますよ。
mineoスマホのメリット
5回線まで契約できて、家族でシェアできる
家族で揃って契約したい、という人の場合、mineoなら5回線まで契約できて、お互いにデータ量をシェアできます。
ただ、他の格安SIMと違う点があります。他の格安SIMの場合は1つの契約で3つ使うことができて、データ量がシェアできるものがあります。一方mineoスマホの場合は契約自体はバラバラになるので、人数に応じて契約手数料等がかかってしまいます。
端末もセットで購入できる
他の格安SIMでは、あらかじめSIMフリー端末を持っていることが前提となっており、自分で本体を用意する必要があります。ここでつまずいてしまう人も多いんですよね。mineoスマホなら、端末セットプランがあり、24回払いなら1,400円からとなっています。
セキュリティやサポートのオプションもある
スマホを使う場合、セキュリティアプリは必須です。mineoスマホなら、オプションでセキュリティもつけることができますし、従来の携帯会社のように、水没など故障時のサポートをしてくれる安心サポートもあります。
mineoスマホのデメリット
1年未満の解約だと解約手数料が9,500円かかる
格安SIMの場合、携帯会社のように「更新月以外は解約手数料がかかる」ということはありません。が、mineoスマホの場合は1年未満で解約すると解約手数料がかかってしまいます。1年過ぎると手数料はかかりません。
タイプ変更をするときに手数料が3,000円かかる
mineoスマホには、データ通信だけのシンプルタイプと、通話+データ通信のデュアルタイプがあります。途中で「シンプル→デュアル」、「デュアル→シンプル」と変更したい場合は、手数料がかかるので注意しましょう。
iPhoneでは使えないことがある
すでにiPhoneを持っている人は、そのiPhoneをmineoスマホにすることもできます。が、対応しているのは5Sと5CのiOS7だけで、iOS8にアップデートすると使えなくなります。また、iPhone6とiPhone6Plusでも使うことはできません。
あえてmineoスマホを選ぶ必要はないかも……?
一言で言えば、mineoは「格安スマホ」です。イオンやビックカメラ、楽天などでも提供しているサービスで、内容に各社違いはあるものの、いずれも「スマホ本体を別で用意するのは面倒くさい」という人には向いています。
ただ、音楽を聴いたりゲームをしたりとスマホをガンガン使う人にとっては、こういった格安スマホの対象になっている端末では、スペックが不足していると感じる可能性が高いです。
「自宅ではおもにPCを使い、外出先でメールやLINEをしたり、多少ネットを見る程度」という人には、mineoをはじめとする格安スマホはおすすめです。
もし、ガンガンスマホを使いつつ料金も安くしたい、という人の場合は、端末は別途自分で用意して、格安SIM単体で契約した方が快適に使えるでしょう。
mineoスマホの場合は、楽天スマホと同じようにインターネット経由のみでの契約になりますし、問い合わせもメール問い合わせしかできないのがネックです。「なんとか自分でできそうかな?」思えるならいいのですが、「こういうの、苦手!!」と思ってしまう人はビックカメラなどの店頭に出向いて店員さんに相談した方が確実にスマホの料金が安くなり、なおかつ快適にスマホが使えるようになると思いますよ。(執筆者:吉見 夏実)
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