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最近は、iPhoneを持っている小学生も増えています。電車の中を見渡せば、老いも若きもスマホの画面とにらめっこしてますね。スマホは通信料が高く家計を圧迫しがち。それでも、子供は「みんな持ってるよ!」と譲りませんし、一度渡してしまった以上、取り上げることもできません。
そこで、今回はスマホの通信費節約法を紹介したいと思います!
目次
格安スマホなら月額2,000円未満も可能です!
最近注目されているのが、格安スマホ、格安SIM(MVNO)といった言葉です。当サイトでもたびたび紹介しています。(参考記事⇒スマホの使い方別 自分に合った「格安SIM」の選び方と注意点)
今持っているスマートフォンが格安SIMに対応していれば、格安SIMの会社のMNPするだけで通信費を思いっきり下げることができます。スマートフォン本体も買い替える場合は端末代金もかかってきますが、安いものを選べばやはり今より安い金額でスマホが使えるようになります。
スマホ本体を持っている場合
今使っている端末をそのまま使うとか、親が使っていたスマホをお下がりで使わせてあげる、という場合は、本体代金はかかりませんから、格安SIMの初期手数料と月額使用料だけで済みます。
初心者の方におすすめなのがBIC SIM。ビックカメラで店頭販売しており、設定まですべてやってくれるプランがあるので多少初期手数料は高くついても、月々の通信費がかなり抑えられます。
通話ももちろんできて(MNP可)、2GBの高速データ通信が使えてBIC SIMなら月額1,600円です。
スマホ本体も購入する場合
新たに端末も購入する場合、ヨドバシカメラがおすすめです。スマホ本体とのセットプランがあり、端末を24回払いにした場合、月額3,000円程度になります。(もっとも安いプランにした場合)
また、ビックカメラにも端末の取り扱いがあるので、一緒に購入するのもおすすめです。こちらも端末を24回払いにすれば、月額3,000円程度です。
ちなみに、docomoなど従来の携帯会社でスマホを購入する場合は24回払いになっているのが普通ですが、格安スマホの場合は端末自体も安く、20,000~30,000円のものもあります。これなら、分割にするよりも一括払いにした方がお得ですし、本体を一括購入してしまえば「スマホ本体を持っている場合」と同じように、月額使用料だけ支払えばいいので月々の負担は少なくなりますよ。
※その他、自分で中古の白ロムを購入して格安SIMを挿すという方法もありますが、「白ロム?」、「設定って?」という状態の人にはあまりおすすめしません。店頭契約が一番おすすめです。
通話を制限するならもっと安くする方法も!
子供って、電話はあまり使いませんよね。友達同士ならLINEなどのアプリで無料通話ができますし、あとは塾帰りに親と連絡をとる程度だと思います。
それなら、いっそのこと「データ通信のみ」の格安SIMにしてみてはいかがでしょうか? 格安SIMには通話ができないタイプのものがあり、ヨドバシカメラなら2GBで980円、ビックカメラなら2GBで900円です。
「友達との電話はLINEを使い、親との電話は子供ケータイを使う」という形にすれば、スマホとは別に月額600円程度で持てる子供ケータイを持たせればいいですね。
また、親との電話もLINEなどを使うようにしてしまえば、子供ケータイすら必要ありませんよ。
有料アプリやアプリ内課金を使わせないようにするには?
スマホの通信料は、月々のプラン料金以外に、有料アプリをダウンロードしたり、ゲーム内でアイテムをもらうためにおこなう「課金」なども親としては怖いところです。子供は歯止めが利かないことがありますから、月に数万円もの請求が来た、という例も少なくありません。
IDを共有する
iPhoneならAppStoreで、AndroidならGooglePlayからアプリのダウンロードをしますが、親と同じIDを設定しておくことで有料アプリが欲しいときでも勝手にダウンロードされません。
※Androidの場合は、必ずパスワード(PIN)の設定をしておいてください。そうすればパスワードを入力しないとダウンロードできません。
※iPhoneははじめからその都度パスワードの入力が必要なので、パスワードがバレない限りは安全です。
こうしておけば、子供が欲しいアプリがあるときには必ず親がパスワードを入力してやることになるので、勝手に使われることがありません。
プリペイドカードで対応する
子供も中高生になってくると、親とIDを共有するのを嫌がります。IDを共有していると自分がダウンロードしたアプリがすべて丸わかりになってしまいますからね。
その場合は、子供用のIDを作成することになりますが、Androidであれば支払方法を「ギフトカード」に、iPhoneであれば支払情報「なし」で作成してください。
子供がどうしても有料アプリやアプリ内課金を使いたいときは、コンビニに売っている「Google Play ギフトカード」やiTunesカードで決済します。カードは必要なときに親が買い与えてもいいですし(もちろん、安いものを!)、子供に小遣いの範囲内でやりくりさせてもいいと思います。
スマホの通信料節約術まとめ
ビックカメラに行けば 月額1,600円
楽天スマホを使うなら 月額1,250円
端末を24回払いで購入、通話つきプランを選ぶ場合
ビックカメラやヨドバシカメラ 月額3,000円程度~
端末アリor一括払いで購入、通話ナシプランを選ぶ場合
ビックカメラに行けば 月額900円/2GB
ヨドバシカメラに行けば 月額980円/2GB
端末を24回払いで購入、通話ナシプランを選ぶ場合
ビックカメラやヨドバシカメラ 月額1,800円程度~
課金対策
小さいお子さん~小学生ぐらいまでは「ID共有」で親の許可制に。中高生の場合はプリペイドカードを使って制限を。
ちなみに、格安SIMを扱っている会社は他にも楽天やBIGLOBE、OCNなどいろんな会社があり、ネット上から手続きして設定も自分で出来そうであれば、いろいろ比較した上で安いものを選ぶのも良いでしょう。
今回は、設定などで自信が無い方でもできる節約法を紹介したかったので、店頭契約ができるところに絞って紹介いたしました。
夫婦+子供一人、という3人家族でも、全員がスマホを持っていれば月々2万円以上かかることもありますよね。子供のスマホだけでもこの方法にすれば安くなりますが、家族そろって格安SIMに移行してしまえば、3人で3千円程度におさめることも可能になりますよ。(執筆者:吉見 夏実)