食費を節約する方法でもっとも気を配るべきなのが、「同じものを、安く買う」ということです。
「買う量を減らす」だと空腹との戦いになりますし、「買うモノの質を落とす」だと生活の満足度が減ってしまうことにもなりかねません。「買う量を減らす」、「買うモノの質を落とす」、いずれの方法も、食費の節約法としてはあまりおすすめはできません。
「同じものを、安く買う」、というのは、スーパーで売られている価格を比較して、同じものでも安く売っているスーパーを探す、ということです。
そこで、今回は安いスーパーを見分けるためのポイントを、紹介していきたいと思います!
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目次
安いスーパーを見分ける3つのポイント
1. 特売にならない商品の値段を見る
調味料など、滅多に特売にならないような商品の値段を見てみましょう。通常の価格自体が安いスーパーは、全体的に価格が安いことが多いです。
たとえば、中華系の調味料など、あまり特売にならないような商品。スーパーごとに比較してみると、100円近く価格が違うこともあるので、気を付けて見てみてくださいね。
黄色い値札ではなく、白い値札を見て通常時の価格に注目してみてくださいね。
2. よく買う商品の値段を見る
価格は、モノによって違います。自分が買わないようなものばかりが安くても、大して食費の節約にはなりませんよね。自分がよく買うモノの価格に注目して比較することで、ピンポイントで安い商品を見つけやすくなります。
いつも買う牛乳、食パン、米、卵、それからよく買う野菜など……。定番の商品でも、家庭によって買うモノは違いますし、買うモノに応じて、安いスーパーを探すようにしましょう。
3. 広告を見る
最近は新聞をとっていない家庭も多いですが、それだと広告を見ないまま買い物に行ってしまうこともありませんか?
新聞をとっていない人でも、広告だけはチェックしておきましょう。Shufoo!(シュフー)などのチラシアプリを使えば新聞をとっていなくてもチラシを見ることはできますので、必ずチェックしてください。
「どのスーパーが、いつ安いか」を把握するためには、なるべく毎日チェックするのが理想ではありますが、試しに1週間ほど毎日チラシチェックしてみてください。それだけでも、どこのスーパーが安いのか、かなり分かってくるはずですよ。
商品ごとにスーパーを変えることも大切
「全体的に安いスーパー」、「全体的に高いスーパー」というものはありますが、1つのスーパーに絞ってしまうよりも、モノによって買うお店を変える方が節約になることが多いです。
「通常の価格自体が安いスーパーは全体的に安い」というポイントがありましたが、逆に、通常価格が高くても、一部商品だけは特売でかなり安くしているスーパーもあります。(チラシをチェックしていればすぐに分かりますよ)
基本的に、生鮮食品は特売になりやすいですが、乾物や調味料などは特売になりにくいですよね。つまり、生鮮食品は特売での値引き率が高いスーパーで、乾物や調味料は通常価格自体が安いスーパーで買う、というように商品によってスーパーを使い分けることが、食費節約の鉄則だと言えるでしょう。
面倒くさいと、つい一つのスーパーで買い物を済ませてしまいがちです。一日のうちにはしごするのではなく、「今日は生鮮食品のまとめ買い」、「明日は調味料のまとめ買い」というように、日によって行き先を変えると効率よく食費を節約できますよ。(執筆者:吉見 夏実)