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家計の大きな支出項目のうち、マイカーもその一つです。
現在マイカーを所有している、または将来所有を計画している人は、コスト節約や所有の必要性を確り考えておくことが肝心です。
目次
マイカー所有の必要性について
以下は、マイカーを必要とする目的および理由がハッキリしている場合です。
◇スーパーマーケット・日用雑貨店・病院などが自宅から遠い。
◇家族に乳幼児や介護を必要とする人がいる。
◇子供の塾やお稽古場所が遠い、又は子供の帰宅が夜となる。
これらは車がないと生活に支障を来すのでマイカーは必需品です。
その一方で、以下は上記のような明確な目的や理由が見当たらない場合です。
◆車の所有はステイタス。
◆所有する理由は特にないが、あれば便利。
◆利用は週末だけで利用頻度は低い。
マイカーの所有コストの目安
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車を趣味やステイタスで保有する場合、コストはあまり意識していないだろうから、これは別としても、
車は一度購入したら、仮に使用しなくとも、ローン、税金、保険、駐車場代、車検などのコストが万単位で日常的、且つ継続して掛ってきます。
例えば、排気量別の年間必要経費(購入費用を7年間所有の場合)を試算した場合、
普通乗用車が約60万円~
大型乗用車が約80万円~
が固定費として掛ってくる計算です。
マイカー所有による費用対効果の検討
マイカーが必需品の場合でも、例えば、「5ナンバー車両以上を所有していれば、排気量の低い車両へのシフトダウンが可能か、また使用頻度にもよりますが、近場の移動にはタクシーやカーシェアリング、遠出の場合にはレンタカー等の利用で代用できないか」などです。
要は、車を“所有する”から“借りる”・“共有する”ことに替えることで、コストを大幅に見直すことができることです。
「利用頻度が低い」、「あれば便利」というような理由で所有している場合は、いっそ、マイカーを持たないことも一つの選択肢で、家計が火の車ならばその選択も必要でしょう。この場合は、単にコストだけでなく、歩くことでより健康面(医療費の削減等)でも良い効果が期待されるなどのメリットも考えられます。
先ずは、“お金を貯めること”と“利便性を求めること”の優先順位を決め、所有やコストの見直しを進めていくことが肝心です。(執筆者:小林 仁志)
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