※最新更新日時:2021年5月25日
ローソンに行くならPontaカード、ファミマに行くならTポイントカードなど、最近は共通ポイントカードが人気です。では、コンビニ最大手のセブンイレブンで使えるポイントカード「nanaco」は、どうしてあまり話題に上らないのでしょうか?
今回は、今まで注目してこなかったnanacoについて紹介したいと思います!
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目次
nanacoは電子マネーです
nanacoが他の共通ポイントカードと異なる点は、「チャージ式の電子マネー」だという点です。PontaカードやTポイントカードの場合は買い物の際に提示するだけでポイントが付き支払いは現金やクレジットカードなどを利用しますよね。nanacoの場合は、あらかじめnanacoカードにお金をチャージしておき、買い物時にはその電子マネーを使って決済することで、ポイントが貯まる仕組みです。
まずはここを理解しておかなくてはなりません。
nanacoカード⇒チャージしたお金で決済することでポイントが貯まる「電子マネー」
※WAONもnanacoカードと同じ電子マネーです。
Tポイント・Ponta・楽天スーパーポイント⇒ポイントカードを提示するだけでポイントが貯まる「ポイントカード」
セブンイレブン・イトーヨーカドーを使う人におすすめ!
nanacoカードが使えるのは、コンビニならセブンイレブン、スーパーならイトーヨーカドー、それからヨークベニマル、ヨークマートなど。百貨店なら西武百貨店とそごうで使えます。その他さまざまな提携先がありますので、こちらをご確認ください。
基本的に200円につき1ポイント貯まりますが、提携先によって異なることもあるので注意しましょう。
貯めたポイントはそのまま1ポイント1円として電子マネーに交換することができるので、nanacoカードが使えるお店で買い物することがお人は、ポイントの使い道にも困らないでしょう。
また、ポイント交換先としてはANAマイルがありますが、500ポイントで250マイルになるので電子マネーに交換した方がお得だと言えます。
nanacoは、チャージ時のクレジットのポイントが肝!
nanacoカード自体は、買い物をしたときにポイントが付くだけなのでそこまでお得なわけではありません。他の共通ポイントカードの場合、たとえばTポイントならYahoo!カードを持つことでざくざくポイントを貯めることができますが、nanacoポイントが貯まるセブンカードはポイント還元率でみるとそこまでおすすめできないな、というのが正直なところ。
ただ、クレジットカードからnanacoカードへチャージすると、クレジットカード側のポイントは貯まります。たとえば、高還元率で人気のリクルートカード・プラスを使えば、2.0%の還元がありますから上限の5万円をnanacoにチャージすると、1,000円分のリクルートポイントを貯めることができます。
さらに、リクルートポイントはPontaポイントやdポイントとの交換ができるようになることが決まっていますので、ますます使い勝手はいいですね。
・リクルートカードプラスからnanacoへチャージ⇒1,000円分のポイントゲット!(そしてPontaポイントやdポイントにも交換できる!)
・nanacoで5万円分の買い物⇒500円分のポイントゲット!
合計1,500円分、3%のポイント還元ということに♪
※イトーヨーカドーでは毎月8のつく日にポイントが2倍になるので、さらに還元率を増やすことも可能。
「nanacoで5万円分も買い物することあるかな?」という方もいらっしゃると思いますが、セブンイレブンで公共料金を支払うときにもnanacoが使えます。nanacoポイントは貯まらないものの、クレジットカードのポイントは貯められますから、実質的には「公共料金の支払いでもクレジットカードのポイントが貯められる」ということになります。
nanacoカードはセブンイレブンやイトーヨーカドーをよく使う方なら絶対に持っておいた方がいいカードですが、たまに利用する程度という人でも提携先が多くポイントはそれなりに貯まりますので、Pontaカード、Tポイントカード、Rポイントカードと一緒に財布に入れておいてもいいのではないかと思いますよ!
実はnanacoカードを持っていなかったのですが、提携先を調べてみると思っていた以上に使えるお店が多かったので、早急にnanacoカードを作ろうと思っている吉見なのでした。(執筆者:吉見 夏実)