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投資は収益を上げる為に行うという方がほとんどでしょう。定期預金であれば、預入時に決まった預金金利の利息しかもらえませんが、例えば、
株式であれば株価が上昇すればするほど、その分だけ収益を上げることができます。
したがって、投資を行う時に「少しでも多く収益を出したい!(儲けたい)」といった欲も含まれている可能性があります。
難しい売却のタイミング
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ただし、
投資で損をするのか?(1)でもお伝えしたように、
永遠に上昇し続ける相場はありません。
投資では、どのタイミングで購入するのか? も難しいですが、どのタイミングで売却するのか? についてはそれ以上に難しいと言えます。
例えば、持っている株価が上昇し始めた時に、売却するのか? それとも持ち続けるのか? については、株価の動向とともに「もう少し上昇するかもしれない?」といった自分の「欲」との戦いでもあります。
よくあるパターンなのですが、その時点で一旦売却してしまうとその後も株価は上昇を続けるのですが、持ち続けると、なぜか下落してしまいます。そして、高値を一度、見ているだけになかなか売却できないといった状況になってしまいます。神様がその行動を見ているかのように…。
ただし、最安値で購入し、最高値で売却することができれば収益率は最も高くなるわけですが、これは投資のプロであっても、なかなかできません。ですから、投資のプロ以外の方が最安値で購入し、最高値で売却するのは像が針の穴を通るぐらいに難しいことかもしれません。
「欲」抑えることが大事
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ですから、
個々の性格にもよりますが、少しでも利益が上がればOK(または損をしなければOK)という考え方で投資を行うのも一つの考え方ではないでしょうか?その考え方を持つことで、投資の中で生まれる「欲」を少し抑えることができます。そして、大きな損失を抱えることも確率的に少なくなります。
逆に、「欲」が大きいと、収益が上がる時はその分だけ大きいのですが、損失を発生させてしまった時も、その分だけ大きくなってしまいます。結果として、プラスマイナスゼロまたは損失が発生してしまうことも考えられます。
なお、「欲」を持って投資を行うのであれば、経済ニュースや景気動向を自分自身で予測をして、今後の投資戦略を考えた上で、購入や売却をする必要があります。もし、そうでなければ、単に「運任せ」になってしまいます。
今回の内容は、あくまで一つの考え方に過ぎませんが、投資で損をするのか?(1)でもお伝えしたように、株式投資においてトータルで見た場合、収益を上げている方は全体の1割~2割ぐらいだと言われています。逆に言うと、ほとんどの方が損失を出しているのが投資の世界だとも言えます。
だからこそ、少しでも投資に対する「欲」をどこまで抑えるのか? についても考える必要があります。(執筆者:岡田 佳久)
「なぜ、投資で損をするのか?」シリーズ、第7話はこちら