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寒い季節には温かいお風呂が何よりです。お風呂タイムをもっと楽しくするために、家にあるもので入浴剤を手づくりしてみませんか。その日の体調に合わせた手づくり入浴剤を用いて健康と美肌を手に入れましょう。
目次
漢方のお湯
陳皮湯
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みかんの皮をカラカラに乾燥させて、市販のお茶パックに入れて入浴剤として使います。みかんの皮には果実以上に、ビタミンCが含まれています。
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ゆず湯
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冬至には昔からお風呂にゆずを浮かべて楽しむ習慣があります。ゆずに竹串で小さい穴をところどころに開け、お風呂に浮かべます。
ビタミンCやクエン酸を含むユズは、疲労回復や美容効果があります。
よもぎ湯
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乾燥したものでも生の葉でも、市販のお茶パックに入れて入浴剤として用います。生理痛などの婦人科系疾患に効きます。
ハーブのお湯
ローズマリー
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ローズマリーは若返りのハーブと言われています。ローズマリー水で若さを取り戻したハンガリーのエリザベート王妃が、77歳の時にポーランドの国王に求婚されたという逸話があります。乾燥させたローズマリーを市販のお茶のパックに入れて入浴剤として用います。
ローズマリーは記憶力や集中力を高め、軽いうつなどにも効果があると言われています。また、風邪や花粉症による鼻づまりにも効きます。
*ローズマリーは、効き目が強いので妊婦さんや子どもの使用は避けた方が無難です。
アロエ湯
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アロエもハーブの仲間です。このアロエはクレオパトラが美容と健康の為に用いてといわれています。アロエは「医者いらず」と言われるほど効果効能があり、昔から代替え医療として民間治療に利用されていました。
アロエのトゲを取り、小さめの洗濯ネットなどに入れて入浴剤として用います。
保湿および殺菌作用があります。
身近な食材を使ったお湯いろいろ
ワカメやコンブでタラソテラピー
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タラソテラピーとは海洋療法で海草や海水を使った温泉療法のことです。
家庭でも、ビタミンやカルシウム、ミネラルが豊富なワカメやコンブをお風呂に入れることで、体の新陳代謝が良くなります。
ティ―バックの湯
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日本茶でも紅茶でもハーブティーでもそのままお風呂に入れます。
お茶に含まれるフラボノイドは、体臭を防ぐ働きがあります。また、脂肪を分解する効果もあるので、汗腺にたまった余分な脂をぬぐい去ってくれます。
牛乳の湯
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保湿効果抜群の牛乳風呂は女性に人気です。
40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり入ると滑らかな肌になります。匂いが残るので入浴後はシャワーで洗い流しましょう。
*いずれのお湯も入浴後はバスタブにシミがつかないようにきれいに洗っておきましょう。
お風呂の温度は人によって好みがありますが、体が疲れているときは42℃前後の熱めのお湯に、神経が疲れている場合は38℃前後にぬるめのお湯につかると効果があると言われています。
お風呂に入るとかなりのエネルギーを消費するので、入浴後はしばらくゆっくりするようにしましょう。また入浴後はしっかり水分をとることも大事です。市販の入浴剤も色々あり効果も様々ですが、たまには手作りのお湯を楽しみプチ節約するのも良いでしょう。(執筆者:志水 恵津子)