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共働きなら家事育児の分担も当たり前のはずなのに、現実は…
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最新の統計結果によると、共働き世帯数は1,077万世帯、専業主婦世帯数が720万世帯だそうです。共働きが「当たり前」になりつつあることを数字が物語っていますね。
働く妻の皆さん、夫婦間の家事や育児の分担割合に納得していますか? 負担が大きいと感じているとしたら、それは夫婦間で共有できていますか?
不満がありながらもなかなか踏み込めずに日々モンモンとしている妻がとても多いのが現実なのではないでしょうか。そこで今回は、夫を家事や育児に巻き込むための交渉術のポイントをご紹介したいと思います。
夫側である男性の皆さんにとっても、妻の働き方や収入は家計管理において大きく影響を及ぼす問題です。仮に家事や育児の負担の重さから、妻が正社員を退職しパートの働き方を選ぶとしたらそれは家計的には大打撃ですよね。妻の時間管理の問題、家事能力の問題と一蹴せずに、ぜひご夫婦で向き合って欲しい問題です。
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交渉を進めるための話し方ポイント
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女性の会話は男性に比べると相対的に感情論に走りがち。そして、自分で思っている以上に話が長いものです。
感情のままダラダラと不満をぶつけるだけでは男性には気持ちがうまく伝わらないどころか、逆に相手を混乱させるだけです。男性相手に何かを要求し、要求を受け入れてもらうためには話し方のポイントがあります。
・理由を端的にまとめる(イメージは箇条書きで3つくらいまで)
・話の内容は感情を抑え、具体的論理的に展開する
ダラダラと長く、結論の見えない話し方が苦手な男性はとても多いです。女性同士のお喋りとは全く違う話し方をしなくては夫にうまく自分の要求は伝わらない、という交渉の大前提をまずはしっかり理解しておきましょう。
交渉事の大セオリー 「win-winの法則」を押さえる
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「win-winの法則」は交渉事には絶対のセオリーです。相手方に、相手自身のメリットを感じてもらえるような内容を提案をすることによって、結果として自分の要求を認めてもらえる可能性を高めるという理論です。
それに対して、一方的に片方だけがメリットを享受し、もう片方にはメリットがないという状態を「win-loseの状態」といいます。夫婦間に勝った負けたはありませんが、心理的に相手にloseと思われたら交渉は失敗、と心得ておきましょう。
情報や感情は紙に書き出して整理
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交渉における基本スキルのポイントを抑えたら、具体的に話す内容の精査をしましょう。
現状困っていることや、夫に助けてほしいことは何か、どの時間帯のどの家事の負担が大きいと感じているのか、等々全て洗い出してみます。「現状何に困っていて、どうしたいのか」を明確にするわけです。最終的に解決のための具体的手段まで提案できればベターです。
情報や感情の整理には、紙に書き出すことがとても有効です。話したい内容を箇条書きにするとスッキリまとまりますよ。
・なぜ困っているのか(理由)
・どうしたいのか、または夫にお願いしたいこと(結論)
・問題解決することで受ける恩恵は何か(win-winの状態)
このようなポイントでまとめておくと、実際の交渉もスムーズに進められます。
男性には具体的に伝えよう
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妻が、夫にも家事を手伝って欲しいアピールのつもりで
「仕事もして、帰ってきてから毎日晩ごはんつくるのって大変なんだよ~」とふんわり言っても、妻の本音にピンとこない男性は多いものです。
この言い方でピンとくる男性は相当な「デキる」方か、もしくは女性にもてるタイプの方ですよね。
ストレートに、「私が晩ご飯を作っている間に、洗濯物を取り込むのを担当してもらえないかな」と、して欲しいことを具体的に伝えるようにするだけでずいぶん響き方が違いますよ。
上手に交渉して、幸せな共働き生活を手に入れよう
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働きながら家事や育児をこなすのは気力も体力も必要ですし、とても大変なことです。夫婦で共に稼ぎ、協力して家庭を守るという「理想の共働き夫婦のあり方」を実践しているご家庭は、経済的に豊かな状態を維持しているうえに夫婦関係もうまくいっているように思います。
共働き家庭において、妻が一方的に家事負担への不満を抱え込んでストレスを溜めすぎることはナンセンスです。夫への不満や負担の大きさからのストレスで夫婦関係がギスギスしていても良いことは何もありません。それよりも、夫との交渉を上手にして負担やストレスを軽減するという前向きな努力に時間と手間をかけてみませんか。(執筆者:山内 理恵)