生命保険や医療保険、見直しをしたことはありますか?
わたしは、これまでに4箇所の無料保険窓口を利用しました。相談回数は、述べ10回以上です。
無料の保険相談を利用する場合、ちょっとしたコツと注意点があります。住宅の次に高いと言われている保険で、失敗したくないですよね。
無料保険相談を120%有効に活用する方法についてまとめました。
目次
保険相談ってどこでするの?
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無料の保険相談とは、その名の通り、無料で生命保険や医療保険について相談ができる窓口のことです。最近は、いろんな保険会社の保険を取り扱っている相談窓口が増えてきました。
ショッピングモールの一角に店舗を構えている店舗型、ファイナンシャルプランナーが自宅まで来てくれる訪問型の2つが主流になっています。
どちらも、複数の保険会社を比較することができるので、利用するなら1社しか取り扱わない直販店ではなく、複数の保険を扱っているところがおすすめです。
店舗型と訪問型、じぶんに合うのはどっち?
自宅に知らない人を招くのに抵抗がある方は、店舗型がいいですね。
また、店舗型の場合、転勤や引越しがあっても、系列の窓口を利用することで引き継ぎが可能ですし、担当者が退職したとしても、新しい担当者にスムーズに引き継いでもらうことができます。キッズルームが併設されている場所も多くあります。
訪問型のメリットは、重要書類を自宅から持ち出さずに済むことです。
保険相談には、加入している保険証券などが必要になります。そんな重要な書類を持ち歩くことはできない! という方は、訪問型が良いでしょう。
また、小さいお子さんがいるなら訪問型のほうが、なにかと都合が良いかもしれませんね。
訪問型の場合、相談実績が7年以上と、実績がしっかりとあるファイナンシャルプランナーしか派遣しない会社もありますので、安心感もあります。
保険相談をする前に身につけておきたい知識
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無料の保険相談は、あくまでも「保険」の相談がメインになります。
家計も含めた相談がまったくできないわけではありませんが、家計のバランスを見ながら保険を契約するというキメ細かいサービスは望めません。
もし、まったくお金について考えたことがない、わからないというのであれば、保険相談のまえに、ファイナンシャル・プランナーの「有料マネー相談」を利用したほうが良いですね。
有料のマネー相談なんてあるの? という方は、こちらのページが参考になります。
保険相談で注意しておきたい点。
保険をどうして利用するか、理解していますか?
それは、病気になったとき、あるいは万が一があった場合、公的保障では足りない部分を保険金で補うためです。
決して、じぶん自身の不安をすべてカバーするために加入するのではありません。そんな理由で保険に加入していたら、いくらお金があっても足りなくなってしまいます。
そもそも、保険は万能ではありません。支払い事由に相当しなければ払ってさえもらえないのです。入っておけば安心ということもありませんし、「なんとなく勧められたから」という理由で加入するものではないのです。
保険は、あくまでも公的保障の不足分を補うためのものだと考え、無理に契約しなくても良いということは覚えておきましょう。
保険相談で重要なのは、相談員です。
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無料の保険相談は、取り扱っている保険の違いはあるものの、満足度レベルではどの窓口で受けてもそんなに大きな差は感じられません。
相談に満足できるかどうかは、相談員次第です。
無料の保険相談を利用したときは、店舗で選ぶのではなく、相談員の「質」で選ぶようにしましょう。
良い相談員は、遺族年金や高額療養費制度など、公的保障の説明を事前にされます。その上で、将来的に不足となる金額を出してくれて、その範囲で保険をかけることが望ましいという説明もしてくれます。
わたしがラッキーだったのは、ある保険相談窓口で、公的保障の内容と、それによって受け取れる金額を出した上で、保険の考え方・備え方をしっかりと説明してくれる相談員に出会えたことにあります。
そのおかげで、必要な保障だけに絞ることができました。そして、何かあったときの人生プランもしっかりと考えることができたと思います。
何社か利用してみて感じますが、残念ながら「公的保障の説明をしない人」のほうが多いかもしれません。聞けば教えてくれる程度です。
もし、保険相談に行ってみて、公的保障の話を含めないで話を進める人がいたら、まずは公的保障の説明をしていただき、不足分がどれくらいありそうなのかを出してもらうようにしましょう。
遺族年金や高額療養費制度などの公的保障はとても大事なことなので、ご自身でもしっかりと覚えておくと良いですね。また、会社員であれば会社の福利厚生制度でも大きく変わってくるため、保険相談の利用前に、しっかり把握しておきましょう。
良い相談員と出会うために、無料の保険相談を複数社利用してみることをおすすめします。保険相談にも、セカンドオピニオンは必要です。そのなかで、納得できるプランを提示した相談員を選んで契約すると、満足いく結果が得られると思います。
契約の有無と相談料は?
無料の保険相談では、必ず保険の契約をしなければいけないの? と、心配になりますよね。でも、そんなことは、まったくありません。必要ないと判断した保険なら契約をする必要もありませんし、無理な契約をせまられることもありません。
わたし自身も、すべての相談において、契約を迫られたことはありませんでした。また、何度相談に利用しても、相談料が発生することもありませんでした。
無料保険相談を120%活用するために。
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保険相談窓口を何度も利用してわかりましたが、無料の保険相談はコツがあります。
「A社とB社の保険、どちらが安い?」 「いまよりも保険料を抑えたいけど、代わりになるような良い保険はある?」 というような相談の仕方をすると、120%のメリットを受けることができます
保障がいくら必要かわからない状態で相談にいくと、じぶん自身の知識不足から、必要でない保険を契約してしまう可能性は捨て切れません。
なにもわからない、生命保険が必要かどうかすらわからないのであれば、まずは有料FP相談を受けてみてくださいね。保険の相談は、そのあとです。
わたしの個人的な意見ですが、複雑な条件の保険や、じぶん自身が理解できない保険は入らないようにしています。保険金はじぶんではなく、家族が受け取る場合が多いので、じぶんが理解でき、家族にきちんと説明できるものに加入するようと良いと思いますよ。(執筆者:小松 ゆみ)