どこまでが節約でどこからがケチなのか……? 答えがあるようで無い問題ですよね。貯金を増やしたり、貯金をして本当に欲しいものを手に入れるためには、日々のムダ遣いをなくして倹約することも必要です。
では、どこまでが「正しい節約」で、どこからが「やりすぎたケチ」になるのでしょうか?
わたしが普段意識していることについてご紹介していきます。
目次
一般的な「節約とケチの境界線」
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まず、一般的によく言われる境界線にはどのような定義があるのか紹介しておきましょう。
・人に不快感を与えるのはケチ
・必要なものまでケチるのがケチ
集約すると、こういった定義に落ち着くようです。
たとえば、
「会社の備品を持って帰る」
などはケチだと思われています。
逆に、
・参考にしたいと思える
・必要なものなら高くても買う
というのは上手に節約している人の特徴だと思われています。
自分の心の声を聞く
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わたしは仕事柄もあっていろんな節約術を実践したりもしますが、その中で思った「節約とケチの境界線」はこうです。
節約は自信を持って「得した!」と思える
ケチは後ろめたい気持ちやつらい気持ちになる
たとえば、スーパーに買い物に行った時にたまたま値引きシールが貼られていれば「ラッキー!」と思って気持ち良く買い物ができます。
でも、値引きシールを狙って遅い時間にわざわざスーパーに行くのは、夕食の時間も遅くなってしまいますし、「何してるんだろ」という気持ちになるのでわたしの中の基準では節約とは言えません。
また、無料でもらえるサンプルを節約目的でもらうのもわたしの基準ではケチになります。サンプルというのは、企業からすれば「気に入ってもらって商品を購入してもらうためのお試し品」です。買う気も無いのにサンプルをもらうのは後ろめたい気持ちになってしまうのです。
一般的によく言われている境界線は、どれも「他人目線」が基準になっています。もちろん人から「みっともない」と思われるようなことはしたくありませんが、他人を基準にするとどうしても境界線がブレてしまいます。人によって感じ方は違いますし、同じ節約術でもケチだと言う人もいれば節約だと言う人もいますよね。
それならば、自分自身の感情を基準にした方がブレることがなく、「得できたから良かった♪」と快適な節約生活ができます。
他人の意見は参考程度にしよう
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他人の意見に振り回されると、自分自身の節約の基準もブレてしまいますし、つまらないことでくよくよ悩んでしまうことになり、時間のムダです。
他人の意見は参考にはなりますが、それに従う必要はないはずです。他人の言うとおりにしたところで他人があなたのためにお金をくれるわけではありません。お金を貯めるのは自分自身です。
あまり周りの声に惑わされすぎず、自分自身がどう思うのか、楽しく生活できるのかを基準にしてどんな節約をするのかを考える方がいいのではないでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)