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会社員などで社会保険料を支払っている人と違い、自営業などの場合は国民年金を払わなくてはなりません。でも、
国民年金って高いですよね。平成28年分は、去年よりさらに上がって1か月あたり1万6,260円となります。
ただ、国民年金は、前納制度や口座振替割引などがあり、節約することも可能です。
そこで、今回は国民年金の支払い方法お得になる方法をランキング形式で発表したいと思います!
目次
主な支払方法は4種類
先に、国民年金の支払い方法にはどんなものがあるのか、まとめておきますね。
1. 口座振替
銀行口座から引き落としにする払い方です。もっとも一般的な払い方ですね。
2. クレジットカード払い
銀行口座ではなく、クレジットカードから引き落とす方法です。クレジットカードのポイントも付くので、気になっている方も多いのでは?
※クレジットカードによっては一部、ポイントが付かないものもあります。カード会社の規約を確認してください。
3. 現金(納付書)払い
銀行口座やクレジットカードの登録をしていない場合は、納付書が送られてきて、それで支払います。コンビニでも支払えますよ。
4. 電子納付
インターネットバンキングやATMを操作して支払うこともできます。が、割引制度はありません。
口座振替・クレジットカード払い・現金(納付書)払いでは、それぞれ前納制度があり、前納する期間によって割引があります。
もっともお得な支払い方は?
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クレジットカード払いの場合、カードのポインと還元率によってもかなり差があります。そこで、今回は0.5%・1.0%・2.0%の3種類を計算してランキングに加えました。
もったいぶるのも申し訳ないので、ドドンと1位から順番に発表していきましょう!
(1万6,260円→1万5,653円なので月々では607円、年間では7284円お得)
2位 2年前納+口座振替……1万5,721円
3位 6か月前納+クレジットカード払い(還元率2.0%)……実質1万5,806円
4位 1年前納+クレジットカード払い(還元率1.0%)……実質1万5,813円
5位 1年前納+クレジットカード払い(還元率0.5%)……実質1万5,893円
6位 1年前納+口座振替……1万5,919円
7位 毎月払い+クレジットカード払い(還元率2.0%)……実質1万5,935円
8位 6か月前納+クレジットカード払い(還元率1.0%)……実質1万5,967円
9位 1年前納+現金納付……1万5,972円
10位 6か月前納+クレジットカード(還元率0.5%)……実質1万6,048円
11位 6か月前納+口座振替……1万6,075円
12位 毎月払い+クレジットカード(還元率1.0%)……実質1万6,098円
13位 6か月納付+現金納付……1万6,128円
14位 毎月払い+クレジットカード(還元率0.5%)……実質1万6,179円
15位 当月末払い+口座振替……1万6,210円
16位 毎月払い+口座振替・現金納付……1万6,260円
※15位の「当月末振替」というのは、通常の毎月払いとは違い、1か月分前倒しで払っていく方法です。
もっとも損なのは、口座振替もしくは現金納付で毎月払いにすることです。これだとまったく割引がありません。
高還元率カードか2年前納がおすすめです
還元率2.0%のクレジットカードと言えば、リクルートカードプラスが有名ですね。他にも、条件付きにはなりますが2.0%もしくはそれ以上の還元率を誇るクレジットカードはあります。
高還元率のクレジットカードを使って1年前納をするのがもっともお得ですから、ぜひお試しください。
「わざわざ新しいクレジットカードを作りたくない」という方には、2年前納の口座振替をおすすめします。そもそも2年前納というのは口座振替にしかありません。
ちなみに、2年前納した場合の社会保険料控除については、一気に控除してもいいですし、2年に分けて控除することも可能です。
ただ、1年前納・2年前納は事前に申し込みが必要で、毎年2月末が締切になっています。
※平成28年分は終了しています。
2月末を過ぎてしまっても、6か月納付であれば10月分以降の保険料に対応できますので、8月末日までに申し込むといいですよ。(執筆者:吉見 夏実)