わたしにも子供がいるので、教育費についてはよく考えます。
習い事をさせたり塾に行かせたり、また、いろんなところに連れて行っていろんな体験をさせたりと、子供がいるとお金がかかります。
大事な子供のことだからこそ「あれもこれも」とやってあげたくなるものですよね。
でも、教育費こそ「真剣に検討し、慎重にお金を使わなければならない」と感じています。
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目次
教育費の節約をすべき理由
教育費だって「節約」を意識すべきです。
節約というのはただ支出を減らすということではなく、
ということではないでしょうか?
教育費に「節約」という考えを持ちこむ理由は2つあります。
1. 教育費は子供が成長するにつれ多額になる
子供が小さい頃は、あまりお金がかかりません。
しかし小学生以上になると塾に行く子も増えますし、中学生以上では部活にもお金がかかります。
言うまでもなく、大学では授業料など数百万円のお金がかかります。
極端な話、「幼児教育にお金をかけすぎて大学の費用が出せない」なんてことがあってはなりません。
昔のように、親の収入が年々増えるとも限らないのですから、子供が小さいときほど、慎重に教育費の使い道を考えておいた方がいいでしょう。
2. お金と成果は比例しない
全体的に見れば、年収が高い家の子供の方が成績も良くなる、というデータはあります。
しかし個々に見て行けば、もちろんそうとも限りませんよね。
たっぷりとお金をかけても大人になって良い人生が送れない人もいますし、塾に行かずに国立大に行く子もいます。
当たり前と言えば当たり前ですが、無意識に教育費を使っているときには、忘れてしまいがちです。
教育にかけるべきなのは「時間」
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教育費にはある程度お金がかかってしまうものですが、習い事などにお金を使う前に「教育に時間をかける」ということを考えておく必要があります。
子供と過ごす時間の価値を高める
子供は、他者との関わりの中で成長していきます。
特に、子供が小さいときほど、親との関係性は重要です。
絵本の読み聞かせをする、一緒に料理をするなど、お金をかけずにできる教育はたくさんありますよね。
お金ではなく時間をかける教育をないがしろにしないように気を付けたいものです。
教育費の使い道を考える時間はたっぷりとる
教育に関する時間の使い方でもう一つ大切なのが、「教育費の使い道を考えること」です。
塾一つ選ぶにしても、「みんな行っているから」、「大手だから」などの理由で安易に選んでいないでしょうか。
塾に限らず、習い事は特に、教室ごとに特色が違いますし、先生との相性もあります。
これだけいろんな情報が手に入りやすい現代だからこそ、多くの情報から必要な情報を選びとって、子供にとって本当に良い選択ができるよう、時間をかけて考えたいですね。
お金を使うのは楽。だからこそまずは時間をかけよう
子供の教育にお金を使うのは、ある意味楽な方法です。
ある程度お金をかけてしまえば、ある程度効果が期待できます。
また、「お金が無いから教育費をかけられない」と言ってあきらめてしまうのも、ある意味楽な考え方です。
「お金が無いからあきらめなさい」と言うだけで済むからです。
しかし、お金をかけなくてもできることはたくさんあります。
塾や家庭教師が無理でも、進研ゼミなどの通信教育があります。通信教育が無理でも、本屋さんに行けば1,000円以下で買えるドリルや問題集がたくさんあります。
わたし自身、進研ゼミや本屋さんで買った問題集だけで勉強していましたし、大学も学費を免除してもらっていたので親にかかる教育費の負担はかなり少なかっただろうと思います。
それでも、こうして大人になってみて、それなりにご飯が食べていけています。
時間も無い中ではなかなか大変ではありますが、教育費をかける前に、時間を使う、ということも意識してみてはいかがでしょうか?(執筆者:吉見 夏実)