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貯金できない人の考え方とは
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貯金できないと悩んでいる人は多いのですが、それは収入が少ないからだと思っていませんか?
4人家族でも手取りが少なくても、貯金をしている人はいますよね。
たしかに、収入が少ないほど貯金に回せる金額は少なくなりやすいです。
でも、収入が多い人でも固定費がかさんでしまえばやはり貯金に回せる金額は少なくなります。
わたしは、貯金ができないと悩む人には、収入の問題よりも、先に考えていただきたいことがあります。
それは、「ステレオタイプな考え方」についてです。
「ステレオタイプな考え方」が、必要以上にお金を使わせているのです。
ステレオタイプとは?
多くの人がそうしているから、それは正しい、わたしもそうする…これが、ステレオタイプな考え方です。
「みんながマイホームを買っているからわたしも買う」とか「大学に入るのは常識だから子供も大学に行かせる」など。
よくよく考えてみると、そもそも「みんな」って誰のことなんでしょうか?
もしかするとあなたの周りのごく一部だけの常識かもしれませんね。
また、たとえ「みんな」がそうしていたとしても、だからと言って自分もしなければならないとは限りません。
ボディソープは必要ですか?
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少し小難しい話になってしまったので、具体的な例で考えてみましょう。
あなたは、体を洗うときにボディソープを使っていますか?
ボディソープを使うのが当たり前だ、と思っていないでしょうか?
実は、わたしも10年前まで、「ボディソープを使うのは普通のことだ」と思っていました。
もっと正確に言えば、当たり前のことすぎて、何の疑問も持っていませんでした。
でも、今のわたしはボディソープを使いません。
固形石鹸を使っているからです。
ボディソープよりも固形石鹸の方が断然安上がりですし、肌への負担も少ないんですよ。
石鹸の方が肌がつっぱることがありますし、ボディソープに比べるとしっとり感もありませんが、固形石鹸には固形石鹸の良さがあるのです。
一つひとつ考えてみよう
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貯金が上手な人に多いのが、「ステレオタイプな考え方を捨てている」という人です。
「みんながそうしているから」ではなく、「わたしに必要かどうか?」で判断しているため、不要だと判断したものを買わないのです。
「自分にとって必要か?」と考えて買い物をしていると、買わなくてもいいものがたくさん見つかるはずです。
その結果、生活費が少なくなり、貯金に回せるお金が増えるというわけです。
貯金ができない人は、何の疑問も持たずに「これは当然買う物」という意識で買い物をしてしまいがちです。
まずは、家にあるものについて考えてみましょう。
「これは本当に必要だから買ったのか、ステレオタイプな考え方のせいで買ってしまったのか?」
自問自答しながら考えていくと、「これはわたしには必要ないかも」と思えるものが見つかるはずですよ。(執筆者:吉見 夏実)