貯金をしたい・節約をしたい
と思ったとき、まず思い浮かぶのが「家計簿を付けてみよう」ということですよね。
たしかに、家計簿を付けることは大切です。
でも一方で、わたしは家計簿を付けていません。そして、だからこそ、家計簿について言いたいことがあります。
目次
家計簿はただのデータである
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家計簿というのは日々のお金の動きを記録するものですよね。
これは、あくまでもデータに過ぎません。
「どうしてお金が貯まらないんだろう」
と言っている人の多くは、家計簿を付けているだけで、それ以上のことをしていません。
お金が貯まらなくて当然です。
家計簿はただのデータなのですから。そのデータを活かさないと意味がありません。
家計簿から問題を探して改善する
家計簿というデータを揃えたら、そこから問題を洗い出さなければなりません。
そして、どこを・どのように改善するかを考えるのです。
たとえば…
などと、データが教えてくれる情報を拾っていくのです。
データ収集をして、問題を見つけ出し、改善していく。
このサイクルを繰り返すうちに、優秀な家計に近付いていきますよ。
十分なデータが必要
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家計の問題点を見つけるには、十分な量のデータが必要です。3日間だけ家計簿を付けただけでは大したことは分かりませんよね。
1か月、半年と継続して記録していけば、たくさんのことが分かるようになります。
少なくとも、1年分のデータはあった方がいいでしょう。1年分のデータがあれば、何月の出費が多いかも分かりますし、水道光熱費の推移も見えますよね。
ただ、10年も20年も継続する必要はありません。時代と共に支出の内容も変わっていきますし、10年前の家計簿を見ても、大した情報は得られないからです。
(家計の歴史が分かるという意味では面白いのですが)
わたしは、今は詳細な家計簿を付けていません。それは、わたしがもう十分な量のデータを持っているからです。
全体の流れは把握していますが、にんじんがいくらだとか、ティッシュがいくらだとか、そういったことは一切記録していないのです。
家計簿を付けなくてもムダ使いしないライフスタイルが身についていますし、細かく計算しなくても、いつも通り生活していればいつも通りの予算に収まります。
データを見返して、家計を改善する
でも、はじめからできるわけではありません。
やはり、はじめは細かく家計簿を付けて、十分なデータを揃え、そこから家計を改善していくというステップは必要だと思います。
家計簿を付けていても家計が上手く回らない方は、そのデータをじっくりと見返して、家計を改善していきましょう。
いつのまにか、家計簿を付けなくても楽に家計管理ができるようになりますよ。(執筆者:吉見 夏実)