あなたのご家庭に、知り合いに勧められて入ったものの、内容を把握しきれていない生命保険や医療保険ってありませんか?
なかには、ご主人が会社で生命保険に加入したけど、保険証券すら見ていない、どんなときに保険金がもらえるのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
いずれ確認しようと思って放置しているその保険、そろそろ本気で内容を把握しておきませんか?
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目次
勉強は正直面倒くさい…
生命保険・医療保険については、ネットや本で勉強することができれば一番いいのですが、難しい専門用語などが出てきて、どうも理解できないということがありますよね。または、勉強する時間がないと感じている方も多いのではないでしょうか。
そういった問題を解決する一番の近道は、ずばり保険会社や保険代理店に、自分の加入している保険のことを聞くことです。
潔くプロに聞くのが手っ取り早い
あなたが無保険という状態なら、いきなり保険会社に話を聞きに行くなんて、売り込みに会ったら嫌だなと思うかもしれません。しかし、すでに加入している保険があるなら、その内容を詳しい人に聞いた方が、より正確な情報をもらうことができます。
たとえば、
「何年後に保険料が上がるのか」
「この特約はそもそも何なのか」
といった質問。
そういった情報は、ネットや本からもある程度情報収集できますが、具体的な数字は保険会社や保険代理店に聞いてみないと分かりません。
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似たような名称の保険に注意
また、自分は保障の手厚い保険に入っているから大丈夫と思っていても、何に対して保険が下りるのかを理解していない人もいます。たとえば、医療保険は病気やケガの入院を保障するものですが、傷害保険はケガのみの通院や入院をカバーするもの。
保険会社によっては、似たような商品名がつけられているので、お客さんが間違えてしまうケースもあります。
医療保険に入ったつもりが、実は病気は対象外だったということにならないよう注意してください。
請求漏れを防ぐことが大事
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生命保険や医療保険に加入していて、一番もったいないことは、何に対して保険金が出るのか把握していなかったばっかりに、いざというとき請求するのを忘れていたということです。
保険金の請求は、原則申請主義。あなたが請求しなければ、保険会社に支払いの義務はないので、せっかく支払事由に該当しても、何ももらえずに終わったという事態になりかねません。
そうした請求漏れを防ぐためにも、早い段階で保険の内容を把握しておくことをお勧めします。
また、保険金の請求ができるのは、支払事由発生から3年という時効が定められています。時効を過ぎてしまうと、保険金請求権が消滅し、保険金を受け取れなくなってしまうケースも。
あなたの大事なお金を守ることにつながりますので、遠慮することなく、保険のことは保険に詳しい人を頼ってくださいね。(執筆者:垣内 結以)