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専業主婦のダウンで発生する出費と負担
「男は敷居を跨げば七人の敵あり」という諺、最近はめっきり聞かなくなりましたね。
「男は外に敵あり」って言われると男性ばかりが事故にあうような気がしてしまいますが、女性だって専業主婦だって、自宅に居たってケガもすれば病気にもなります。
そして、私は思うんですよね。専業主婦がダウンしたときの方が、夫がダウンした時よりも家庭が受けるダメージは大きいのでは。
今回は、専業主婦のダウンでどんな出費と負担がかかるのかを考えてみます!
医療費
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実は私、先日入院したんです。
だからこその今回のコラムなのですが、医療費は性別にかかわらず同額です。一般的な収入のわが家は、どれだけ医療を受けても1か月の上限は8万円ちょっと。高収入の方は月16万円ほどになるそうですが、私には縁のない話です。
それに、入院中の食費やテレビ代(病院によるが合わせて1日1,000円くらい)、お見舞いの交通費などがかかります。
会社員なんかだと、有給休暇が無くなったとしても健康保険から傷病手当金として収入の3分の2がもらえますが、専業主婦にはそんなものはありません。ダウンは単純に出費がでるのみなんです。
食費
はい。専業主婦がダウンすると、食費がかかるんです。
もちろん病院でいただくお食事ではありませんよ。なぜなら、自宅の冷蔵庫にある食材は、かなりの部分が無駄になるから。それらの食材は、調理されるからこそごはんになるんです。
専業主婦がダウンしてもめげずに働き続けてくれる旦那様には、そんな時間も体力も、もしかしたらスキルもありません。食材はそのまま放置すれば、順番にサヨナラです。
とはいえ旦那様も食べないわけにはいきません。お惣菜を購入したり、外食を利用したりすることになるでしょう。お弁当だって作ってあげられません。その分、出費がかさむんですね。1日につき1,000円前後でしょうか?
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保育料
だって普段は保育園に通わせていませんから。保育料はイレギュラーな出費になります。
突然保育が欠けることになった子どものためには「一時保育」や「緊急保育」などという名前の制度があります。保育所(認可/認可外)に一時的に預けることができるんですね。市役所や区役所が仲介してくれるのですが、自分で保育所も門をたたいても良いようです。
保育料の相場は、1日2,000~5,000円プラス給食・おやつ代というところ。保育期間が半月や1か月のように長くなるなら、別の料金設定があったりします。
やはり無視できない出費になる!
ざっくり考えても、
・ 食費1,000円/日
・ 保育料2,000~5,000円/日
医療費最大月8万円プラス1日5,000円以上の出費が生じます。
今のうちにしておきたいこと
出費に備えておく
医療保険なら入院月額5,000円では心もとないかもしれません。もちろん、十分な貯金があれば、医療保険は不要なんですけどね。
家族に備えてもらう
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元気なうちに、夫も子どももなるべく鍛えておきたいところです。夫の家事スキルはスクランブル時にこそモノを言います。ちょっとでも料理やができれば、食費は減らせます。
また先ほどは触れませんでしたが、掃除洗濯ができないなら、クリーニングや家事代行を頼むハメになるかもしれませんよ。
子どもも、「リフレッシュ保育」や「園庭開放」を利用して、保育士さん(両親以外の大人)とうまくやっていけるように社会性を育んでおきたいです。
助けてもらえるところを探しておく
夫婦それぞれの実家が近いなら、困ったときに頼めるかどうか確認しておきましょう。
夫婦との関係はもちろん、子どもがおじいちゃんおばあちゃんになついてくれるのも大切ですから、普段から行き来があることって重要です。(執筆者:徳田 仁美)