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昨年12月投稿の確認
昨年末12月23日に「ゼロ金利時代は「配当利回り」を狙え!私が考える配当株15銘柄を発表します」を投稿しました。
前回の記事は簡単に言うと、このような内容でした。
同時期に始まっている日経高配当株50は着目点としては悪くないが、どうも中途半端で…。
高配当銘柄に注目する点は同じでも、ほんの少しの工夫を加えるだけで全然違ったものになるはず!
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ライバルとなる50社(略称、コード順)
双日、JT、日本紙、デンカ、三菱ケミHD、積ハウス、宇部興、武田、トレンド、コニカミノルタ、昭和シェル、JX、浜ゴム、ブリヂストン、日電硝、日新製鋼、三井金、古河機金、アマダHD、コマツ、日精工、NTN、OKI、川重、日産自、日野自、富士重、キヤノン、リコー、伊藤忠、丸紅、三井物、東エレク、住友商、三菱商、あおぞら銀、三菱UFJ、りそなHD、三井住友トラ、三井住友FG、ふくおかFG、みずほFG、大和、野村、松井、MS&AD、ソニーFH、東京海上、スカパーJ、NTTドコモ
その後の検証
その後半年が経過しましたので、投稿後の推移をチェックしてみました。
いくつかの指標における、投稿前日2016年12月22日を起点とした6月末までの終値推移は次のようになっています。
・ 日経平均株価 1万9,427.67円 → 2万33.43円 3.12%上昇
・ TOPIX 1,543.82円 → 1619.34円 4.89%上昇
・ ダウ平均 19943.00ドル → 21,409.07ドル 7.35%上昇
ダウ平均株価がトランプ後の動き、景気回復の影響などで日経平均株価の倍以上の上昇となっています。
「日経高配当株50」
高配当銘柄に着目した「日経高配当株50」はどうだったのでしょうか。
同期間の値動きを確認すると、
日経平均株価よりも少しはよいが、それほど変わっていないとも言えますね。配当を含めた推移でも3.64%なので評価に難しい結果となっています。
「私が考える配当株15銘柄」
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均等投資し、指数化した推移は
もちろん同じ期間で、配当を含めない値です。
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これはたまたま?
半年で16.56%、まあ予想通りの動きだと思っています。急に倍になるようなスタンスではありませんので。
一方、株式投資なんて運やギャンブル的な要素が強いので、この結果は「まぐれだ!」、「たまたまだ!」そう思われる方もいるでしょう。残念ながら仕方ありません。それが日本の現状です。
なるべくしてなった結果だと思っています
個人投資家が株式投資を行い、収益をあげようとする場合、それなりの体制をとったうえでの投資としなければいけません。
安定的な株式投資をしたい。
そんな場合は別ですが、値上がりの根拠もないのに株式投資をすることはお勧めできません。適当に投資をして、たまたま値上がりすることもあります。
しかし今回はしっかりと体制を整えた投資の結果としての16.56%と思っています。
始めが肝心なだけ
ポイントを押さえれば株式投資はそれほど難しいものではありません。
プロではない、本業が他にある個人投資家が株式投資で成功を収めるためのもっとも大切な点は、
2. 市場と向き合わないこと
もっとも大切な点ですが教えられないポイントです。
詳しくは昨年末12月23日に投稿した「ゼロ金利時代は「配当利回り」を狙え!私が考える配当株15銘柄を発表します」を参照ください。
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区切りの場面でその後の結果をお伝えしていこうと思います。
もちろん、半年で「これが結果だ!」とは言えません。あくまでも長い道のりの途中経過でしかありません。
しかし、「なるほど」と思っていただく方が少しずつでも増えていき、厳選、市場と向き合わない株式投資に取り組めばよいと思います。
資産運用は誰からも強制されるものでなく、
「どんなスタンスで投資をするのか?」
「どの資産に投資をするのか?」
「どの銘柄に投資をするのか?」
これらに画一的な答えはありません。決めるのは自分です。
重い腰を上げる手助けは私の仕事ではないのでお手伝いできませんが、前向きに取り組んでみようと一歩踏み出された方には役立つ情報を発信していこうとおもっています。
半年後の結果報告もお楽しみに。(執筆者:山副 耕一)