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高齢者夫婦のふたり暮らし
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冷凍冷蔵庫はもちろんありますが、この夏のはじめに冷凍庫を買いました。
その理由は、家庭菜園の野菜が食べきれなかったからです。
昨年も豊作で、冷凍してゴーヤやトマトを週1回くらい献立にとり入れ、半年くらいかけて食べました。
現在の冷凍冷蔵庫を容量の大きいものに買い替えようかと迷いましたが、冷凍庫だけが大容量のものはなく、冷凍庫のみを買いました。
これが、家事時間の短縮と食費の節約に大正解だったのです。
たった二人なのになぜ冷凍庫?
夫が定年後、家庭菜園をはじめましたが、食べきれない野菜や果物を加工して瓶詰にするのが私の役目でした。
ところが十分な処理ができていないこともあり、ジャムなどの表面にカビが生えてしまうこともありました。
昨年はユズが豊作で、ユズみそやユズジャムを作り、冷凍用の保存袋に入れて冷凍しておいたところ、冷凍室から出してもやわらかく、すぐに調理に使えてとても便利でした。
そんなことから、日常開け閉めしない半調理品の年間保存用の冷凍庫がほしいと思ったのです。
上部を開けて食品を出し入れするタイプと扉の開け閉めができるタイプがありましたが、出し入れしやすい扉タイプの100L、2万4,000円のものを買いました。
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冷凍専用庫のメリット
冷凍冷蔵庫の冷凍室は、毎日数回開け閉めをしますが、こんな調子で真夏に使っていたのでは中の食材の鮮度はどんどん落ちていきます。
冷凍専用庫なら食材にもよるでしょうが、日常ひんぱんに開け閉めしなければ、3か月は美味しく食べれるそうです。
冷凍のコツ
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・果物ならジャムにしておくとカチカチに凍らないので、そのまま食べることができます。
・小松菜などはゆでて水分を取ってから、なるだけ薄く広げて冷凍します。
・青ネギはそのままみじん切りにして保存します。
・タマネギもそのままスライスして冷凍しておくと、炒めるとすぐにあめ色になります。
・里芋やカボチャは茹でて水分を取り、よく冷ましてから平らに並べて保存します。
・キノコ類は石づきを取って、そのまま保存袋に入れて冷凍します。
・肉や魚を冷凍保存するときには、塩コショウなどで下味を付けておくと食材の乾燥が防げます。
長期保存する場合は、冷凍用の保存袋に入れるときに、なるべく平らに薄く並べ、空気が入らない様にして保存します。
冷凍庫はギュウギュウ詰めの方が電気代がかからない?
冷蔵庫は、食材を詰め込み過ぎない方が冷気の流れがよく、節電できます。
一方、冷凍室は一度冷えてしまえばお互いの食材が冷やし合うので、意外と電気代はかかりません。
実際、昨年の電気代と比較すると、ほとんど変わりがありませんでした。
ただし、引き出しが締まらないほどのギュウギュウ詰めはやめてくださいね。
まとめ
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育ち盛りの子供たちがいるころは、冷凍する間もなく食材がなくなるほど回転が良かったものでしたが、夫婦二人になると食材も余りがちになってきました。
本来なら冷凍庫など必要がないはずなのですが、冷凍庫を上手に活用することで、逆に食材を無駄にすることなく使い切るようになりました。
栄養価の高い旬の野菜や果物を安く買って半調理しておくと、食費の節約だけでなく体調の悪い日や忙しい日に重宝します。(執筆者:志水 恵津子)