夏休みのイベントシーズンも終わり、仕事も生活も「いつも通り」に戻ったという方も多いのではないでしょうか。
そんな今こそ始めておきたいのが、年末年始に金欠にならないための家計管理です。
夏休みが終わったばかりなのにもう年末の話!? と思うかもしれませんが、イベントの多いシーズンはどうしても特別支出が増え、プライベートも忙しくなるため、節約に時間をかけることも難しくなります。
支出が多い時期になってから慌てるよりも、生活が落ち着いている今の時期に「節約できる仕組み」を整えておくのは大切なことです。
今回は、冬のイベントシーズンまでにやっておきたい節約術を3つご紹介します。
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目次
1. まずは固定費の見直しから
何よりも最初に見直したいのが固定費です。
契約の見直しには多少手間がかかりますが、一度見直せばその後もずっと節約効果が維持できるため、家計改善に大きく影響します。
【携帯電話の見直し】 → 不要なオプションに入っていないか、よりお得なプランはないか、格安SIMへの乗り換えで安くできないか)
【電気・ガスの見直し】 → 電力会社やガス会社を変更することで安くできないか)
【月額制のサービスの見直し】 → 通えていないスポーツジム、活用できていないネットサービスなどに申し込んだままにしていないか)
上記のような項目をチェックして、固定費の改善に努めましょう!
2. ライフスタイルに合ったクレジットカードを使う
クレジットカードは、自分のライフスタイルに合ったものを使用していますか?
多くのクレジットカードでは利用額に応じてポイントがつきます。たかがポイントと思うかもしれませんが、地道に貯めることで大きな節約につながります。
例えば、1%の還元率のクレジットカードで、月平均10万円を支払うと、年間で1万2千円相当のポイントがもらえます。
「楽天カードを使って楽天市場で買い物をする」など、クレジットカードと相性の良いサービスを利用することで、還元率をもっと高くすることも可能です。
「よく使うお店やサービス・ショッピングサイト」と提携しているクレジットカードをメインカードに選ぶことはもちろん、複数の企業で貯められて利用もできる「共通ポイント(TポイントやPontaポイントなど)」が、効率よく貯められるクレジットカードにも注目したいところです。
新しいクレジットカードも続々とリリースされているため、今の自分のライフスタイルにより適したクレジットカードがないか、一度調べてみると良いですね。
3. 先取り貯蓄を始める
銀行口座にお給料が振り込まれたあと、そのお金はどうなっていますか?
「特に何もせず、あとは必要なときにお金をおろすだけ」という方は、先取り貯蓄を始めましょう。
先取り貯蓄は、給与が振り込まれたらすぐに別の口座に貯蓄分を移すというものです。毎月定額を自動送金するサービスに申し込んでおくと便利です。
貯蓄用口座のキャッシュカードは自宅に保管して、普段はお金を引き出せないようにしておきます。
「それでもつい使ってしまいそう」という方は、生活圏にATMがない銀行や、ATMの使用をロックできる銀行(楽天銀行、じぶん銀行など)を使うのをおすすめします。
「お金を引き出すのが不便な口座」は、貯蓄用にぴったりです。
ちょっとした手間であっても、「わざわざ面倒なことをするくらいなら手持ちのお金でどうにかしよう」という気持ちを強くしてくれるので、節約を続けやすくなります。
貯蓄用口座のお金は、すぐに定期預金に入れてしまうというのも良い方法です。
お金を下ろすのに、定期預金の解約というひと手間が加わって引き出しにくくなる上、金利も良くなりますよ。
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年末年始の支出増にそなえて、今から「節約できる仕組み」を整えよう!
今回ご紹介した3つの節約法は、最初だけ調べたり設定をしたりといった手間がかかりますが、その後はあまり意識をしなくても節約が継続できます。
年末が近づきクリスマスムードが高まってくると、ついつい財布の紐もゆるくなり、「こんな時期に節約のことなんて考えたくない」という気分になりがちです。
「平常運転」の今のうちに、「自然と節約できる仕組み」を整えておきましょう!(執筆者:青海 光)