貯金に苦手意識を持っている人にとって、最大の難関ともいえる「家計簿」。
毎日つけるのは無理だし、
「そもそもどうしてつけるのかもわからない!」
なんて方も多いのではないでしょうか。
でもそれは家計簿をつけるメリットを知らないからかも?
今回は、以前は貯金が苦手で家計簿も続けられなかった筆者が、生活費マイナス1万円を達成してためられるようになった家計簿について、ポイントごとにご紹介します。
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目次
ポイントその1 「使ったお金を知る」こと
まず、食品や日用品などお買い物に行った際にいくら使ったかをしっかり把握できていますか?
家計簿をつける目的のひとつに「使ったお金を知る」というのがあります。
単純にムダ買いを減らしましょう、と言っても、実際に「自分のムダはどこなのか?」を知らなくては対処のしようがありません。
そこでお金の流れをメモできる家計簿が役立つのです。
家計簿をつけることで自分がどんなものにお金をいくら使っているのかが見えてくるようになり、客観的にチェックができるというわけなんですね。
とは言っても筆者は以前「自分が使ったお金なんだからわかるよ」なんて思っていました。実際、把握しているつもりだったんですよね。
しかし、実際に家計簿をつけることで買い物へ行く回数が多く、その時に食べるようのジュースやお菓子など買い食いでの無駄買いが多いタイプだということに気付いたんです。
ポイントその2 そして見直す
そして無駄がわかったなら、たまる家計簿にするためのポイントその2は「見直すこと」。自分の無駄使いをなくすための対策をとっていきます。
筆者の場合、購入したものを1つ1つの商品名や金額を細かく家計簿に書き込んでいくというやり方は合わなかったので、カレンダーにその日使った金額をメモしていくというざっくりとしたやり方をすることに。
その時に合計金額だけを見ずに、レシートに書いてある品物を1つずつ見て、「いらなかったかも?」と思うものに〇をつけていきます。
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繰り返していくと、なんとなく「買い食いが多いかも…」と気になるようになっていきました。
対策として、買い物帰りに飲む飲み物を買わないよう、紅茶を入れた小さめの水筒をバッグに入れて持ち歩いたり、ご飯を食べたあとに買い物に行くように。
自分の問題点さえわかれば対策はとても簡単でした。
自分の行動は理解していると思っていても無意識なことも多く、家計簿をつけて見直しをして対策をしていくことで、無駄使いを減らすことができました。
きっと家計簿をつけようなんて思っていなかったら、いまでも無駄使いはしていない気持ちで買い食いをし続けていたのだろうなぁ…なんて思ってしまいます。
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ポイントその3 できるだけシンプルな家計簿を目指して
ここまで家計簿のメリットとして、自分のお金の使い方を見直せる、というのをご紹介してきました。
家計簿は続けてつけることで、今までわからなかったことが見えてくると思います。
しかし今まで家計簿が続かなかったのはどうしてなのでしょう。
家計簿をつけるメリットに気が付けなかったことも大きいのですが、筆者の場合やらなくちゃいけないことが多かったことが1番の要因でした。
割引商品をどう書こうか悩んだり、最終的に税別表示と税込み表示のお店があってもうぐちゃぐちゃ…
こんなストレスを感じてしまう家計簿じゃ続けられるはずもありませんよね。
その細かく書く家計簿が面倒くさいなら、シンプルにしていけば良いかも! と思い立った筆者は先述したように、カレンダーに1日に使ったお金を記載していくような本当にシンプルなものに変更。
最初のとっかかりやきっかけとしてもオススメ。必要であればあとからステップアップしていけば良いのです。
まずは習慣をつけることを大切にして、いきなり無理をしすぎないようにすることも家計簿を続けるコツの一つです。
ポイントその4 「自分に必要な項目を見分ける」
「家計簿をつけよう」と思ったときにはだいたい市販のものを購入することが多いのではないでしょうか。
家計簿といえばフォーマットが決まっていて、それに沿ってつけていく、というイメージですよね。
しかし、必要な項目って家庭によっても違うはず。例えばオール電化のお宅にガス代の項目は不要です。
たとえ家族構成が同じだったとしてもい、好みや生活スタイル、住むおうちも違うのですから、家計簿に書く項目は違って当たり前なんですよね。
そういったタイプの人はもうノートを一冊用意して自分だけの家計簿にしてしまうのもオススメです。
ただひたすら家計から出ていくお金、入ってくるお金をまとめた、あなただけの家計簿にするのです。
筆者の場合はカレンダーに書き込む家計簿にプラスして、1週間ごとに予算を決めて使ったお金をメモ。自分がどのくらいのペースでお金を使っているのか? も把握できるようにしました。
このように自分が今家計簿で何を知りたいのか、を考えて自分に一番良いやり方を模索していくと「家計簿を続けなくちゃ!」ではなく単純に知りたいから家計簿をつけられるようになります。
形にとらわれず、自分のやり方を見つけていきましょう。
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たまる家計簿にするために…まとめ
これまでにご紹介したことをまとめると「使ったお金を知って見直して、自分の必要な項目に振り分けてシンプルにまとめてメモしておく」ということになります。
「家計簿をつければたまる」と言われているのは自分の無駄に気が付けるから、ということなんですね。
お金の流れを知って、無駄をなくして、少しでも家計の中から残しためができるよう一緒に頑張りましょう!(執筆者:折原 まい)