レックの「激落ちくん」を使ったことはありますか?
水だけで汚れが落とせるメラミンスポンジが有名ですが、その他にもさまざまなお掃除商品がリリースされています。
一方で、100円ショップのザ・ダイソーも、「落ち落ちVキング」という商品名で、メラミンスポンジやその他の掃除用品を販売しています。
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それぞれの商品の性能に大きな違いはあるのでしょうか?
メラミンスポンジ・バスクリーナー・フローリングウェットシートを実際に使って比べてみました。
目次
メラミンスポンジ
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どちらのブランドも、さまざまな大きさ・タイプのメラミンスポンジを販売していますが、今回は比較しやすいように、似た種類のものを買ってきました。
写真左の「落ち落ちVキング」は1つ108円(税込)、右の「激落ちポイポイ」は200円前後で販売されていることが多いようです。(眉毛がつながっている方がダイソー)
双方20個入りで1つおよそ4.5 × 2×3cmと、サイズはほぼ変わりません。
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上が「落ち落ちVキング」、下が「激落ちポイポイ」です。見た目ではほとんど差はありません。
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汚れていたコンロを、左側を「落ち落ちVキング」、右側を「激落ちポイポイ」でこすってみました。
掃除の仕上がりに差はなく、あえて言うなら「激落ちポイポイ」の方が、滑りがわずかに良かったようにも思えました。
とはいえ、商品性能に大きな違いがあるとまでは言えず、個人的には「落ち落ちVキング」も「激落ちポイポイ」と遜色はないと感じました。
値段が安いことを考えると、メラミンスポンジについては、「落ち落ちVキング」の利用をおすすめします。
バスクリーナー
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続いて浴槽用のスポンジを比べてみます。
ポリウレタンフォームのスポンジに、写真左の「落ち落ちVキング」はアクリルビーズ配合のナイロン・ポリエステル不織布が、右の「激落ちくん」には、発砲ビーズ(研磨剤)入りのナイロン不織布がついています。
「落ち落ちVキング」はもちろん108円(税込)、「激落ちくん」バスクリーナーは300円前後で購入できます。
ポリウレタンフォームの部分は同一素材なので、不織布の部分で、水アカのついた風呂イスを洗って比べてみました。
300円前後の激落ちくん
「激落ちくん」で、風呂イスの上半分を水だけでこすってみました。
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研磨剤が入っているからか、洗うときに多少のひっかかりを感じました。不織布部分は硬めの手触りでしたが、風呂イスに傷が入ることもありませんでした。
108円の落ち落ちVキング
続いて「落ち落ちVキング」で下半分もこすってみました。「激落ちくん」に比べるとすべりが良く、するすると汚れが落ちた印象です。
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仕上がりの美しさも「激落ちくん」と比べても引けをとりません。
使用感として個人的に好みなのは「落ち落ちVキング」だったのですが、「落ち落ちVキング」のバスクリーナーは、「激落ちくん」に比べると全体的にやわらかめで、耐久性が少し気になりました。
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「激落ちくん」の方が、ポリウレタンフォームの部分も目が細かくしっかりしていたので、どんどん新しいものに買い替えたいという方は「落ち落ちVキング」、長く使いたいという方は「激落ちくん」を選ぶと良いのではないでしょうか。
フローリングウェットシート
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最後にフローリングウェットシートを比較してみます。
「落ち落ちVキング」は30枚入りで108円(税込)、「激落ちくん」ウェットシートは20枚入りで、1つ200円前後で購入できるようです。
材質と成分の違いは次の通りです。
落ち落ちVキング
材質 : レーヨン・ポリエステル
成分 : 水・エタノール・界面活性剤・除菌剤
激落ちくん
材質 : レーヨン・ポリエステル・ナイロン
成分 : 水・エタノール・除菌剤
「落ち落ちVキング」の方に界面活性剤が入っているので、それが気になる方は「激落ちくん」の方が良さそうですね。
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中のシートを取り出してみました。
写真左側が「落ち落ちVキング」、右側が「激落ちくん」です。
厚みやサイズ、ウェット感などに違いはほとんどありませんでしたが、「激落ちくん」の方が、シートの網目が細かいように感じられました。
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それぞれを掃除用ロボットにつけて、部屋の中を水拭きしてみました。
同じく左側が「落ち落ちVキング」、右側が「激落ちくん」です。
どちらもしっかり床をきれいにしてくれましたが、「激落ちくん」の方が、細かい砂塵や大きめのゴミもからめとってくれているように見えます。
値段の差をどう考えるかですが、筆者個人としては「激落ちくん」を使ったあとの床のスッキリ感が癖になるので、「激落ちくん」をおすすめします!
まとめ
「激落ちくん」に及ばない部分もありましたが、108円という値段を考えると、「落ち落ちVキング」の実用性は十分という印象を受けました。
どちらのブランドも、今回ご紹介した掃除用品以外にも、さまざまな商品がラインナップされています。
気になる方はぜひお店でチェックしてみてくださいね。(執筆者:青海 光)